知っているけどなかなか行動できない人たちも一定数存在しますが、知っている「から」できない人たちも一定数存在します。

今回はそんな知っている「から」できない人たち、自分を客観的にみるのが難しい人たちが行動できる方法のいくつかについて紹介します。私自身のあまり振り返りたくない過去をさらしながらご紹介します。

いろんな過去があるのですね。

いろいろとできなかった私が、いろいろとやらかしていますので、それが何かのお役に立てると嬉しいです。できないという皆さんの気持ちは痛いほどわかります。

知っている「から」できない人たちはなぜできないのか

知っているのにできないというのは、分かりますが、知っている「から」できないというのはどういうことでしょうか?

知っている「から」できていない人たちの特徴は「私は知っているから、できている」という思い込みにあります。
知っていることと、できていることの違いに気が付けていないのです。

思い込み・・・勘違いとも言えますか?

仰る通りです。ある意味幸せな勘違いにより自信も持てますが、できていない現実に変わりはありません。
自分を客観的にみることができなかったと言えます。

こんな私の過去の特徴と、現在はもう少し認識できるようになった自分から、過去の自分を確認し、こうすればできるようになるということをお伝えします。

現実を知ることは難しい

まずは、現実を知ることですが、なかなかに思い込みの力は強いので、鏡や録音、録画、他人のアドバイスも役に立たない時は、立ちません。他人もアドバイスをだんだんしてくれなくなるのでなおさら気が付きにくいのです。

残念ながら、事実を見ても気が付けない時は気が付けないのです。

新たなことを習って、できないことがあると分かっても、応用がきかなかった私のようなタイプにはそれとこれとは別という理論が働いているので、今できていると思い込んでいることが実はできていないと認識する役には立ちません。

さらに、女性同士だと褒めあう文化があり、女性の適当な褒め言葉を受け取り安心していたりします。「ほらやっぱり大丈夫じゃない、できてるじゃない」と。

なかなか、おめでたい人間です。

このくらい現実を知るというのは難しいことです。

では、私が現状に甘んじて向上心がなかったかというと、それなりにありました。セミナーや勉強会に行ったり、本を読んだり、いろんな人と話たり。でもそれでも気が付けませんでした。

何が気づきのきっかけになるか分からないので、まずやってみる

自分がもしかしたら、実行できていない人間ではないかと気が付いたきっかけの一つはダイエットでした。

太ってないと思っていたけど、10キロ痩せた時に、自分の姿が認識できたのです。それで、もしかしたらこんなことが他にも起こっているのではないかと思ったのです。

そもそも10キロ痩せる計画を立てた段階でも気が付かないのです。そんなに痩せられるだけの肉を抱えているというのに・・・

さらに、痩せてからの周囲の反応もヒントになりました。あまり気を遣わずに会話する元上司に会った時に「あの時はよく太ってたもんなあ」と言われて、そうか人は思っていても言わないのだなと再認識できたり、女性の皆さんの優しい心遣いであったり、痩せても全く気が付かない、つまり他人に全く興味がないという対応もよく分かりました。

思っていても言わない人がほとんだということを改めて認識しました。

そこで、ようやく「もしかすると、他にもできてると思っているけどできていないことがあるのでは」と気づき、自分を少し客観的に観察してみようと思い始めたのです。

できていない現実を知り、できるまでやってみる

その後、あれもこれもと出てくるので、それを一つずつ、少しずつ改善していく日々です。周囲の反応やアドバイスにも以前より注意深く聞くようになりました。

自分を客観的に見れてなかったのは、なかなかに恥ずかしかったことの一つなので、今、そうかもと思われた方はぜひ、客観的な視点を持つ努力をすることを全力でおすすめします。

客観的な視点を持たずに生きるのはある意味幸せかもしれませんが、周囲に多大な迷惑をかける恐れもあります。私は迷惑はかけていなかったかもしれませんが、痛い人でした。

この時には、できるまでのプロセスをタスクにしたり、振り返りをしたり、他人に確認してもらったり、何よりも数字を確認するということを大事にするようにしました。数字のように事実を確認できる方法を持っておくことで成長も停滞も確認できます。

「私はできている」の思い込みには事実をもって現実を知ることが大事です。
私の場合は数字が効果的でしたが、写真、録音、他人からのアドバイスなど効果的なものはそれぞれに違うと思います。

出来ていない自分を認める

出来ていない自分を認めるのは楽しいことではありませんが、それでも認めた方がいいのは、認めると改善できて、認めず改善しない未来より確実に良い未来が待っていると考えるからです。

諦めるのも、努力をしないのも、本当は出来ていない自分を放置するのも、「ありのままの私」でいるのもその時は楽なのですが、将来のいつかで「やっておけば良かった」と後悔する日がくるかもしれないし、何よりも、少しでも改善した自分に訪れるチャンスはあると思っています。楽をした自分に訪れるチャンスと努力した自分に訪れるチャンスは違うものではないかと思い、改善していきます。

私の考えなのですが、自分と同じような人が周りに集まるとよく聞くので、それなら少しでも良くなった自分には、良い人が集まるかもと思うのです。

可能なら他者に確認する

自己満足で終わりたくない人は、率直に感想を言ってくれる他者の意見を確認しましょう。

知っている「から」できない人は根本的に楽観的であったり、物事の良い面を見ることができるという面をもっていますが、自分に甘いという面も持っています。なので、自己満足でもいいのですが、他者に確認してもらうことでもう少し頑張れたり、努力の方向が間違っていた時に修正できたりします。

いい意味で自分を信じないことも大事です。

ちょうど良い人が周囲にいなかったり、やはり、相談するのは恥ずかしいと思う方におすすめなのはブログなどで発信することです。

ダイエットで10キロ減量した時に、達成感や満足感で最初はブログを書いていましたが、「どうやって成功したか」「どうすればうまくいったか」などを何度か書くうちに自分を振り返る機会を無意識に作っていたのです。そうすると、もっとこうしたらいいかも、さらにこんなアイデアもあるかもしれないなどと自分のやり方も含めて改めて考えることができます。

もっとも簡単な確認方法は数字や記録ですが、数字にすることが難しいことであれば、上手に誰かや何かに頼りましょう。

「できていない」が認識できると成長できる

認識できるというのはとても大事なことです。さらにできないと認められるとそれはあなたの大きな力になります。

今でも、それもできていなかったのか、と認めるのは楽しいことではありません。それでも今ちょっと(たくさんかも)頑張ると確実に良い未来が待っていると思い、取り組みます。

今日が人生で一番若いので、今日からやるという姿勢でいつもいます。先延ばしすると、たいてい「あの時から始めておけば・・・」と後悔してきたので。

さらに年齢を重ねると他者に確認するのは難しかったり、恥ずかしいという気持ちもあると思いますが、今恥ずかしい思いをすることで、将来の恥ずかしさが減るかもしれないと希望と期待をもって取り組むことをおすすめします。

気になったことはタスクにして、1つずつ改善していきます。何事もすぐには変わらないので、焦らず、気長に毎日気を付けていきましょう。私もまだまだあると思いますので、他人のアドバイスはもちろん、ちょっとした反応に気を付けていて今も改善の最中です。

こういったことも慣れなので、最初の一歩が踏み出せると後はどんどん変えていくことができます。

客観的に自分を確認することは難しいことですが、大事なことです。ベーシックサポートプランでじっくりとあなた自身を確認するサポートを行います。