『独学大全』読書猿著/ダイヤモンド社

本書を読んで、独学をしたくなった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

本書には独学に関するたくさんの情報がありますが、その中から今回は、202ページ掲載の「何を学ぶか自分で決める」から最近も話題になった「失言」について取り上げて調べてみました。

こちらのブログでは、学ぶ「何」かを、あなたの身近な疑問に設定し、それらを本や資料で解決しようということを、まずはおすすめしています。

今回は、メンタリストDaiGoさんが、2021年8月に自身のYouTubeの動画内で以下のようなことを話し、炎上した件を例にします。

「生活保護の人に食わせる金があるんだったら猫を救ってほしい」
「ホームレスの命はどうでもいい」

ちなみにメンタリストとは、心理学に基づく暗示や錯覚などを駆使し、パフォーマンスを見せる人を指します。

頭もよく、さらに心理学にも精通しているDaiGoさんであれば、こういった発言の結果は予想できたことと思いますが、なぜこういった発言をしてしまったのでしょうか?また、政治家や芸能人にもこのような発言は多い印象はあります。政治家や芸能人もまた、頭の良い人、才能のある人が多いのですが、どうして失言を繰り返すのでしょう。

今回はこちらについて調べてみました。

本当に不思議ですよね。黙っておけばいいのにって思うのですが。

DaiGoさんについては、以下に紹介している、相手への配慮の不足によるもの偏見によるもの場所(油断)によるものが原因ではないかと思っています。

ちなみにDaiGoさんに嫌われたホームレスの方たちは日本に何人くらいいるのでしょうか?また、救ってほしいという猫、おそらく野良猫は全国にどれくらいいるのでしょうか?猫の方が大事と言われた生活保護を受給している人はどのくらいいるのでしょうか?ぜひ予想してみてください。

答えはブログの最後をご覧ください。

「失言をなくしたい」というような目標に対してもタスク管理は有効です。このブログの終わりにもご紹介していますので参考にしてください。

今回調べた本

本は独学にも欠かせないツールです。新たな知識、視点や意見を得られます。今回は以下の本を参考に失言について調べたことをまとめます。

「こんな感じ」と自分の中で思うことはあっても、言葉にすることでより考えは整理されます。自分の「こんな感じ」を言葉にする助けにも、本はなってくれます。

『会話のしくじり 失敗から学ぶ「反面教師の会話学」』梶原 しげる著/SBクリエイティブ 2016年

個人の会話に焦点をあてた読みやすい新書です。

『私だって頑張ってるんですから』神辺四郎著/祥伝社 2005年

あるあると思わず言いたくなる職場での失言の数々とそれらに対する解説、対処法が書いています。

『失言する人には理由がある』福田健著/徳間書店 2001年

失言について、なぜ失言するかという問題から解決方法まで書かれている失言についてコミュニケーションの面から分析した1冊。

『真の忍耐力養成ドリル』ココロ社著/技術評論社 2011年

忍耐力を養成するための本の中から失言について参考にしました。

『あなたにもある無意識の偏見アンコンシャスバイアス』北村 英哉著/河出書房新社 2021年

無意識の偏見を浮かび上がらせてくれる1冊。悪気がないだけでは済まされない問題に気が付かせてくれます。

『失言から見た政治家の品格』牧野武文著/インフォレスト 2007年

あまりにもひどい失言の数々が紹介されています。これを読むと日本の政治に危機意識がもてます。皆さん、ちゃんと選挙に行きましょう。ちなみに国会会議録はネットで閲覧できます。

『会社をつぶす経営者の一言』村上信夫著/中央公論新社 2010年

企業の失言についての本。危機発生時における企業が、社会とのコミュニケーションを放棄した事例が紹介されています。

失言という言葉の定義を確認します

まずは、言葉の確認です。

コトバンクによると「言うべきでないことを、うっかり言ってしまうこと。また、そのことば。」を失言と言います。

発言が失言になる二つの条件として、相手にどんな影響を与えるかということと、自分が受けるダメージの度合いがあります。

致命的になるのは、(失言後)それからである。相手は深く傷つくかもしれないし、人によっては泣き出すこともあるかもしれない。あるいは逆に怒り出すこともあるし、恨みに思うことだってあろう。さらには、あなたの人間性を頭から否定し、以後ずっと軽蔑し続けることだって十分にあり得る。

いずれにせよ、致命的な失言を吐いたあなたは、軽蔑され、恨まれ、相手にされなくなることはあっても、けっして歓迎され、評価されることはない、ということだ。

『私だって頑張ってるんですから』3ページ

物事には言ってはいけないことがあります。人の悪口、噂話、弱み、差別、相手を不快や不安にさせることなど。

同時に、失言は自分の評価を下げたり、嫌われたりと自分へのダメージも大きいのです。

今回は失言が起きる理由、そしてその対処法についてご紹介します。

失言が起きる理由

感情、性格、身体状況によるもの

  • 何気なく言う
  • カッとなって言う
  • 誘惑に負けて言う
  • イライラしていて言う
  • 疲れていて言う 
  • 相手より自分を優先させる、自己中心性

こういった一時期の感情や、良く言えば気にしない性格も失言につながる可能性があります。

相手への配慮の不足によるもの

人が失言するプロセスには、相手への認識が、「欠如」「誤認」「希薄」「過剰ー気にしすぎー」右のいずれかの状態に陥る。(中略)

だが、現実のコミュニケーションとなると、「相手あり」が忘れられ、相手への認識が置き去りにされる。

『失言する人には理由がある』51~52ページ

会話やコミュニケーションは相手あってこそ。失言によって、自分でその相手を減らすことは避けたいものです。

無意識、無神経によるもの

困ったことに、私たちは、自分が言ったことをすべて意識しているわけではないので、無意識が生み出す身に覚えのない失言というのがあります。

「無神経」のために失言するタイプにはお手上げというほかなく、対処のしようがない。(中略)失言の自覚のない「無神経」なタイプは、失言の防ぎようもない。

『失言する人には理由がある』144~145ページ

この本の著者はいろんな状況や性格などに合わせて丁寧に対処法を伝えてくれていますが、そんな著者でもお手上げなのが無神経という性質です。

どうも自分が無神経だと自覚ができた場合は、改善するまでは積極的に話さないということがいいのかもしれません。

偏見によるもの

偏見やバイアスの研究は社会心理学の領域で行われているそうです。意識している偏見と無意識の偏見、両方についてまずは認識できるようにしておきたいものです。

もともと、アンコンシャスバイアスは、社会心理学者でワシントン大学教授のアンソニー ・G・グリーンワルドとハーバード大学教授のマーザリン・R・バナージが20世紀末に開発した偏見のテスト (IAT) に端を発しています。

『あなたにもある無意識の偏見』6ページ

多くの人に浸透している「ステレオタイプ」は、職業ごとに固定したイメージ、女性/男性らしさといった思い込みです。これらを決めつけると、物事を歪んだ形で認識してしまう「バイアス」となります。

こういったカテゴリー分けは、脳が世界を分類し整理するのに役立ちます。分類することの理由の一つは、理解がしやすくなるためです。そんな脳の仕組みもあり、私たちの日常は思い込みにあふれていることになります。

アンコンシャスバイアスは、悪気や自覚がなくても、推論や判断による私たちの思考の中に潜むバイアスなんですね。

認識の甘さによるもの

「悪気のない偏見」の罪が今問われています。「昔は良かった」と思った時には早めに認識を改め、「これぐらい」「ちょっとくらい」の結果が大変なことになることにならないようにしたいものです。
時代や社会状況によって失言の質も変わります。

言葉が独り歩きすることへの認識の甘さにも要注意です。

教育現場ではすでに、出席をとる際に女性も男性も一律に「〇〇さん」と呼ぶようになっています。

このような時代の変化に対し、年配の男性のなかには「なんでもかんでもうるさくなってきたな」と不自由を感じる人たちもいるかもしれません。

しかし、これまでが人の権利を尊重せずに侵害することを、自由にやりすぎてきただけなのです。文明が進めば、不適切な横暴は本来の自由とは異なっているので、注意をうながされたり、たしなめられていくのは当然のことです。

横暴なころに戻りたいと思うのは加害者のわがままで、その昔の時代が加害者によって一人前扱いされずに、低い地位に甘んじさせられてきた被害者が大勢いた社会であっただけです。

『あなたにもある無意識の偏見』107~108ページ

場所(油断)によるもの

自分の持っていた考えに合致する話、情報に注意を向けることを、「確証バイアス」と呼びます。アンコンシャスバイアスを脱することが難しい原因のひとつとして、この確証バイアスによって、「自分の考えが日常的に正しい考えだ」と、たびたび確認している気持ちになっているから、ということが挙げられます。

『あなたにもある無意識の偏見』155ページ

人は自分の見たいものを見て、聞きたいことを聞きます。自分がそんな確証バイアスに陥っていないかをいつも意識する気持ちを持ちたいものです。

テレビではBPO(放送倫理・番組向上機構)や番組のチェックはもちろん、他の出演者、スタッフが様々な意見をもっていますが、ご自身でのYouTubeでの活動では、自分の考えを補完する情報、考えが多かったこともあるのかもしれません。

人間、手紙を書くときは、非礼のないようにとカマえる。だから、致命的な失言をするようなことは、まずない。

対して、会話では、つい油断をして、あるいは誤用とは気づかぬままに、思っていることを口にして、結果的に致命的なミスを犯してしまうことがよくあるものだ。

『私だって頑張ってるんですから』2ページ

自己中心・我がままが許されない環境であるという認識も大事ですね。「ここだけの話」はないと油断しないようにしたいものです。

失言を減らす対策はあるの?

話すことは失言を生むことではありますが、コミュニケーションをとるうえでは欠かせないものです。ここからは、失言を少しでも減らす対処方法についてご紹介します。

失言を完全に退治するなど、できない相談なのだ。とはいえ、

「回数を減らすこと、少なくすること」
「その気になれば防げるものは事前に予防すること」
「失言による致命的なダメージを受けないように心がけること」などは、努力と工夫で実行できる射程に入る。

『失言する人には理由がある』144ページ

社会で暮らしていくうえで、会話をしないということはほぼありえないので、その中で少しでも日々失言を減らす工夫は誰にでもできることです。失言を減らすことは自分のためにもなります。

性格傾向による対処法

自信過剰型ー自分なら何を言っても許されると思い始めた時が要注意
瞬間湯沸かし器型ーカッとなった時の一呼吸のおきかたを自分なりに工夫する
八方美人型ー普段から自分の考えや気持ちを口に出しておく
饒舌方ー話しながら相手の反応を確かめ、対応して話す習慣を身につける
うっかり型ーその場で、何をどこまで話せばいいか考えるくせをつける

『失言する人には理由がある』87ページ

多くの場合、複数の要素が含まれますので、これとこれに気を付けようと組み合わせて用意できるといいですね。私はうっかり型と八方美人型の混合なので、これらを特に注意します。

自分の傾向を知り、当てはまっていることがありましたら、まずは意識していきたいですね。

偏見からの脱出

偏見からの脱出は人と社会を知ることが大事であるとしています。ここでは本で紹介されている7つのうちの3つをご紹介します。当てはまることがありましたら関連書籍を読んで学ぶと偏見に気づき、失言が減る可能性はとても高くなります。

アンコンシャスバイアスを脱する7つのステップ(中略)

ステップ1 相手と自分を置き換える
まずは、相手の気持ちになってみることです。(中略)

ステップ3 対話してみる
率直に意見交換することです。そこでまた気づきもあるでしょうし、それを通して、「人それぞれだ」と多様性を認識することもあるでしょう。(中略)

ステップ7 誰も自分の未来はわからない(未来の安心のために) (中略)
誰でも、いつ自分が当事者になるかもしれないのです。

『あなたにもある無意識の偏見』181~191ページ

偏見からの脱出には想像力が不可欠だと考えています。それでも想像力で補えない部分は、直接当事者に会える機会を作ったり、当事者の声をネットや本で知るという方法もあります。大事なことはまず知ることです。

DaiGoさんもほぼないとはいえ、ホームレスや生活保護を受給する未来が絶対ないとはいえないので、まずは彼らの状況を知るために対話してみるのもいいのかもしれません。

失言した後のことを考える、自分を見つめなおす

失言には、その人の、

・信念
・偏見
・人生観

などがあらわれる。失言は自分を振り返る機会と捉えることもできる。

『失言する人には理由がある』110ページ

失言から自分を見つめ直そう

・自分の失言について、冷静に振り返る
・どうすれば失言を避けられたか、検討する
・失言した後の対処の仕方について、思案を巡らす

『失言する人には理由がある』245ページ

失言をしてしまったら、もう言わなかった過去には戻せません。そんな時は二度と同じ間違いを繰り返さないように失敗から学ぶことが、次の失敗を防ぎます。間違っても「あいつがあんなことを言うから」などと他人のせいにはせずに、自分の言動を見つめ直すことで改善のきっかけがつかめます。

日本語を間違って使っている場合も失言につながることがありますので、あれ?と思った時にはネットや辞書で調べてみましょう。

聞き役に徹する

話さなければ失言もないので、まずは言いたいことを控えるのもおすすめの方法です。

余計なことを言わない技術を、手っ取り早く身につける

忍耐力の中でもっとも重要であり、かつ即効性があるのが、言いたいことをがまんすること。暴言・失言は、これまでの努力を水の泡にしてしまいますし、暴言・失言をしているうちは、会話のスキルをどんなに上げても、好感度が上がることはありません。

『真の忍耐力養成ドリル』166ページ

「どうも他人から避けられている」と感じている方は、一度聞き役に徹するという実験をしてみるのもおすすめです。その時には何分くらいの間に何回発言を我慢したかを数えてみて、最悪その発言の回数分失言したと思うと、発言する時にもう少し考えることになります。

『真の忍耐力養成ドリル』著者によると「黙れば黙るほど、暴言や失言の危険性は低くなる。」とのことなので、聞き役に徹するというのも一つの回答かもしれません。

こういった「気を付けること」は忘れやすいことでもあるのでタスクにして毎日確認するのもおすすめです。

自分一人では気が付きにくいこと

失言は無意識や思い込みにより行っている場合もあります。

タスク管理パートナーでは、お客さまの考えや視点が固まってしまった時に違う視点もお伝えしています。一人では気が付きにくい、でも周囲の人も言いにくいことを言わせていただくこともお客さまによってはあります。

時には面白くないことかもしれませんが、気が付き改善すると人間関係も良くなり、ひいてはそれがお仕事の売り上げにもつながります。

個人的な体験ですが、ある場所のトップの方がいつもイライラしていて、スタッフの方たちも働きにくそうでした。
ある時から、トップの方の雰囲気が変わり、普通に会話ができるようになると、その場所の雰囲気がすごくよくなり売り上げも上がったようで、広くてきれいな場所に移転しました。
気が付いて、変えてみると、思わぬいいことに出会える可能性が広がります。

私は有名人じゃないから大丈夫?

そんなことはありません。失言などを繰り返す人は信頼を失います。

私たちは麻生大臣や森元総理のような政治家でもないし、芸能人でもないから、多少の「会話のしくじり」ぐらいは、見逃してもらえる。

そう思ったら大変なことになります。

「ちょっとしたしくじり」程度に思ったそのひと言で、夫婦関係が修復不能となったり、会社をクビになったり、世間から抹殺されたり・・・。「会話のしくじり」は業種を問わず、今や多くの人に共通して「大きな危険」をはらんだ「大問題」と考えるべきです。

『会話のしくじり』5ページ

個人的な会話(雑談)で失言をなくす、減らすためには以下のような方法があります。

  • 相手や相手の話に興味を持つ
  • 思い込みを減らす
  • 自分が気持ちよく話すのではなく会話を成立させようと努力する

雑談の目的はお互いに気持ちよく話すことなので、自分だけ満足する時間を過ごすという自分勝手な態度はできるだけしないほうが良いですね。

人間にとって、失言は避けられないものの一つである。(中略)
人間は「失言」に対して、どんな姿勢で臨んだらいいのか。
その姿勢を、次の五つにまとめてみた。(中略)

1失言を恐れないこと
2同じ失言を繰り返さないこと
3つまらない失言は慎むこと
4致命的失言に巻き込まれないこと
5自分で気づかずに失言していることもあると承知しておくこと

『失言する人には理由がある』3~4ページ

ぼくはちょっと調子に乗るくせがあるから、深呼吸することを意識しています。

サトウさん、そうやって意識されることはとても大事ですね。私は1日の終わりに今日は大丈夫だったかなと振り返るようにしています。

過去の他人の失敗から学び、同じ失敗をしないようにする必要がある。 

『会社をつぶす経営者の一言』33ページ

このブログ、気になった本、他人の失言を知り、同じ間違いをしないようにしていきたいですね。一人一人が気を付けることができるともっと過ごしやすい社会になると思っています。

失言をなくしていくための認識と知識

失言について、ここまでまとめてみましたが、大事なことは、まず認識です。

  • 何が失言であると気が付くことのできる認識力
    有名人と違って私たちは、他人から失言だと指摘してもらえないので、空気や相手の態度をよく観察する必要があります。
  • 自分が失言をしていると気が付くことができる認識力

まず認識しなければ改まることはありません。そして知識。

  • 偏見や思い込みを脱するために知識をつける

この2つで失言は相当になくなります。

逆に失言の多い方、繰り返す方は、自分のことも世間のことも認識できない、知識のない方とも受け取られかねません。それはとても残念なことです。

失言の困ったところは、相手を不快にさせたうえ、自分にも良いことがないところです。意図しての失言ではない限り、十分に学習することで失言は減らせます。『独学大全』を活用するのもおすすめです。

また、失言だと気が付くために気を付けることをタスクに追加するのもおすすめです。タスクの作成方法はこちらのブログも参考にしてください。

お一人でいろいろ工夫をしてみたけど難しかった、そもそもどこから取りかかっていいかが分からないなどのお悩みには、タスク管理パートナーも、あなたの問題解決のお手伝いをします。お気軽に無料セッションにお申し込みください。

認識して、改善することにもタスク管理は有効です。認識と改善したい行動を繰り返して、失言を減らしたいと考えられた時には、フルサポートプランがおすすめです。毎日の通話とメッセージで繰り返し認識し、良い行動を行っていきましょう。

全国のホームレス数、猫の引き取り数

最初に出した、ホームレスの人数、生活保護受給者の人数、野良猫の数は予想されましたか?

厚生労働省の「ホームレスの実態に関する全国調査(概数調査)結果について」でホームレスの人数は確認できます。平成28年4月現在で6,235人です。

生活保護受給者の人数は同じく厚生労働省「生活保護の被保護者調査(PDF)」平成28年4月現在で2,150,877人です。

では、野良猫の数はどうでしょうか?

こちらは環境省の「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」より同じく平成28年の数によると72,624匹だそうです。ただ、これは引き取り数ですので、引き取られていない野良猫を考慮するとさらに数は増えると思います。

予想より多かったでしょうか?少なかったでしょうか?

各省庁には様々なデータや統計があり、誰でも閲覧することができます。省庁のURLの末尾はgo.jpです。疑問がわいた時にはまずは数字で状況を知ることもおすすめですので、ぜひ検索してみてください。

YouTubeの動画もご覧ください