Dynalist(ダイナリスト)は、いわゆる「アウトライナー」と呼ばれるツールの一つで、文書作成の際に見出しや箇条書きリストを元に、中の文章を書いていくような書き方に向いているツールです(この記事の下書きもDynalistで書きました)。

Chrome等のブラウザで使うものでありながら、とても軽快に動き、スマホアプリも出ています。(iOS Android)

そして無料で使える機能の範囲がものすごく広いところも特徴で、たとえば作成出来るファイル数が無制限だったりと、かなり多くの人が無料版でも十分利用出来るものなので、この記事のテーマとする、タスク管理ツール、ToDoリストとして使わなくても、日常の文章作成ツールとして本当におすすめ出来るものとなっています。

この記事もDynalistで書きました

タスク管理パートナーでは、主に「Todoist」をメインのタスク管理ツールとしておすすめしています。
なので、この記事ではTodoistに比べて優れているところ、Todoistから乗り換え、または併用するにはどうすれば良いかと考えながらご覧いただくと参考になる点も多いはずです。

他のツールからDynalistへの乗り換えに向いている人

紙のノートや手帳の延長線上でタスクリストを管理したい人

Dynalistは簡単に使うことも難しく使うことも可能なツールとなっています、基本的に画面は文章作成のツールらしく一見とてもシンプルな真っ白なものです。

なので、紙のノートや手帳の感覚の延長線上でタスクを書き加えていくような使い方でタスク管理をしたい人におすすめです。

リスト全体を一目で確認したり、メモ書きの文章をタスク化するような事も便利に行う事ができます。

特に、頭で浮かんだ事をリスト化する事が苦手な人にはぜひ触ってみて欲しいと思います。

Evernoteで管理していた人

これまで、ToDoの管理をEvernoteで行ってきた人にとっては、階層構造をはじめとする強力な編集機能によって、ほぼEvernoteの上位ツールとして利用することが可能です。

できるだけ少ないツールで管理と生産を行いたい人

道具にはそれぞれ得意なことと、不得意なことがあるので、あらゆる仕事を一つの道具で片付ける事は不可能です。

しかしDynalistの場合は、文章作成とタスク管理の面で他の多くのツールよりも強力なので、「物事を考える」→「行動に移す」の流れをDynalistの中だけで完結することができます。

少なくとも、タスク管理と文章作成ツール両方を兼ねる事ができるので、できるだけ少ないツールで仕事をしたい人にはおすすめです。

Todoist等を使って「これじゃないな」と感じる人

Todoistはとても優れたツールですが、タスク管理パートナーのサービスをご利用のお客さまの中でも、時折これが使いづらいと感じる方がいらっしゃいます。

もちろん、仕事の仕方や考え方は人それぞれなので、Todoistですべてカバー出来るものではありませんが、特にタスクリストの一覧性を重視したい人にとっては乗り換え候補の一つになりえるはずです。

Todoistは大量のタスクの処理ツールとして、とても高機能で便利ですが、使い込んでみても「合わない」と感じる方は一定数いるようです。

タスク管理ツールとしてのDynalistの特色

ファイルの共有が手軽

Dynalistはタスクの共有ツールとしても強力です。

作成する単体のファイルでも、フォルダまとめてであっても簡単に他のユーザーと共有することができます。

そしてその「ユーザー」はDynalistに未登録であっても共有可能で、未登録ユーザーでも編集権限を与えることさえ可能です。

あまり多くのサービス、ツールに登録したくない人を相手でも、限定公開URLを伝えるだけで、登録ユーザーとほぼ変わらない閲覧や編集を行ってもらう事が可能なので、共同作業におけるタスク管理ツールの強力な候補となります。

階層+フォルダ管理できる

無料版から利用できるDynalitの強力な機能です。

自分のパソコンと同じような感覚で自由にフォルダとファイルを作る事ができます。

タスク管理手法のGTDではプロジェクトや分野毎にフォルダを分けて収集したり処理をしますが、こういった手法との相性が抜群です。

タスクの上下、階層移動が手軽にできる

地味だけど個人的に一番強力だと感じている機能です。

タスクを上下に移動したり、別の階層やファイルに移動する機能自体は他のツールでもよくある機能ではあります。

ただ、これらをDynalistほど強力かつ直感的に行えるツールはなかなか見当たりません。マウスでの移動はもちろん、文章作成ツールとして、キーボードショートカットも十分に用意されているので、タスク、リストの移動を随時手軽に行う事ができ、自分の取るべき一番良い流れを組み立てる助けになるはずです。

ズームイン/アウト機能が強力

階層で整理されたToDoリストが大きくなると、画面に表示されるタスクの量が膨大になって、何から手を付ければ良いのかわからなくなったり、気が重くなって手が動きにくくなりがちです。

そんなときは、特定の階層のみをピックアップして表示できるズームイン/アウト機能が便利です。

全体を俯瞰して捉えたいときと、一つの分野を集中して取り組みたいときと、自由に変更しやすい仕組みは、ToDo管理ツールではあまり見かけず、アウトライナーとしてのDynalitならではの強力な機能です。

タスク管理ツールとしてDynalistが使いづらく感じるところ

ここまではDynalistの良いところばかりを紹介してきましたが、やはり完璧なツールというわけではありません。タスク管理パートナーでは、主に「Todoist」をToDoの管理ツールのとしておすすめしていますが、こちらの機能をよく使っている人にとっては、少し使いづらく感じる点もあります。

他のツールでラベル・期限・重要度の機能を駆使していた場合は工夫が必要

代用方法はありますが、Dynalistとしてはタスクのラベル・期限・重要度などの設定機能はあまり充実していません。

記事の最初のほうで、無料版でも殆どの場合十分だとご紹介しましたが、こちらの用途を満たすには月額7.99ドル(2018年11月現在)のPRO版へのアップグレードがほぼ必須でかつ、それであっても使い方に工夫が必要になります。

たとえば、タスクに期限のような日程の設定はできるけれどGoogleカレンダーとの連動(PRO版)が前提となります。Dynalistから直接通知してくれるわけではないので、このあたりに抵抗を持たれる方は少なくないでしょう。

重要度設定にしても、文字に色を付けたり太字にする等、装飾を工夫する事が基本で、設定した重要度のみのタスクをピックアップして表示したい場合は妥協や工夫が必要となります。

タスク管理パートナーのサービスで利用する場合の使い方例

タスク管理パートナーは、お客さまのお使いの様々なタスク管理ツールに広く対応していますが、「何がおすすめですか」と聞かれると基本的にTodoistをおすすめしています。

しかし、今後はDynalistも有力な候補としておすすめしていきます。タスク管理パートナーでのタスク共有をDynalistで行う場合、たとえばこのような方法が考えられます。

A.「タスク管理パートナー共有」等のフォルダを共有

ひとつフォルダを作り「タスク管理パートナー共有」等、わかりやすい名前を付け、そのフォルダ全体をタスク管理パートナーが閲覧できるように設定してください。

今後はこのフォルダの中のファイルが全てタスク管理パートナーが閲覧できるようになりますので、Todoistでは若干手間のかかった共有関係の操作がものすごく楽でシンプルになります。

B.プロジェクトや「今週やること」毎にファイルを作って共有

細かく共有ファイルを分けたい方はプロジェクトごとや、「今週やること」、もっと細かく「◯月◯日にやること」等のファイルをその都度作って共有して頂いてもかまいません。

共有操作の手間はかかりますが、Dynalistの操作性ならこういった事も大変シンプルに出来るので、十分に可能です。

いかがでしたでしょうか?

ここで挙げたことだけでなく、最適なタスク管理ツールは人それぞれどころか、同じ人であっても、その時の状況、考え方によって、無数の選択肢があります。

その中でもDynalistはある程度多くの人にとって現在最適なツールになりえるのではないかと思いますので、気になった方はぜひお試しいただければと思います。