アンガーマネジメントをご存じですが?
アンガーマネジメントとは、怒りや苛立ちといった感情をコントロールし、うまく付き合うための心理トレーニングです。怒りの感情を適切に管理することで、冷静さを保ち、良好な人間関係を築いたり、仕事の効率を高めたりすることができます。
参照:AIによる概要 2025/5/21
最近では、企業の研修などにも取り入れられていてご存じの方も多いのではないでしょうか?
対策法には以下の6つが推奨されています。
- 怒りを感じた時に6秒待つ
- 怒りの感情に名前をつける
- 怒りのタイプを診断する
- 怒りの感情を数値化する
- 怒りの原因を理解する
- 深呼吸やリラックスする
怒りやイライラを感じてタスクを消化できない方に、感情をコントロールして、タスクを進めるためにアンガーマネジメントをおすすめします。
イライラしている人をみると、イライラが伝わってきそうだし、イライラをまき散らすのはやめてほしいなあと思います。
怒りやイライラも大事な感情ですが、それが問題だとされるのは以下のような症状がある時です。
強度が高い:怒り出すと止まらず、強い感情が持続する
持続性がある:過去の怒りを根に持ち、長く怒りが続く
頻度が高い:頻繁にイライラしたり、カッとなったりする
攻撃性がある:他人や自分、または物に怒りの感情をぶつける
このブログでは、タスク管理パートナーが考える対策を3つご紹介しますので、もう少し怒りやイライラを抑えてタスクをさらに進めたい方の参考になれば幸いです。
目次
問題のある怒りをコントロールできない人とは?
私自身がプライベートでも仕事関係でも目にしてきた、あるいはハラスメントを受けてきた時に観察していた、怒りやイライラをコントロールできない人の印象を書きます。
怒りというのも一つの感情で悪いことではないですが、問題のある怒りはコントロールする必要があるのは、社会人として当たり前のことです。ではなぜできない人がいるのでしょうか?
こういった性質を持った人、こういう状況のある人に心当たりはないでしょうか?
甘えている
怒りやイライラをコントロールできないのは甘えです。
怒りをコントロールできない人がこのような状況だったらどうでしょうか?
・お客様、憧れの人や偉い人に会う
・とても入りたい会社の面接、もしくは試験での面接
・聴衆の前、著名人が集まるパーティー
多くの怒りやイライラの拡散は、基本的にはこの人間は自分より下だから、あるいは、自分の言うことを聞いてもらえる場だからと思い込んだ末の行動なのです。
自分の思い通りにならないからといって怒ったりイライラしたりするのは自分勝手で自己中心的な人です。なので、自分を良く見せたい、または不利になる状況では態度をきちんとする人は多く、時に「いい人」として認識されている場合もあります。
エネルギー過剰
頻繁に過剰に怒るのはエネルギーが過剰な人とも言えます。
せっかくたくさんのエネルギーがあるのに、怒ったりイライラするのはエネルギーの無駄使いでしかありません。生産的なことに使えていない時点で実情を知っている人間からすると、評価は高くはなりません。
少し先の状況を考えることができない
怒ったり、イライラしても事態は変わらないどころか悪くなるということが分からない人です。
例えば、部下のミスを怒る、よくある光景です。
怒ってミスがなくなれば怒ってもいいのですが、ミスは既に起こったもの。怒っても時間の無駄なので、解決方法とミスを防ぐ方法を考えると良いだけです。怒ると、部下は委縮したり、反抗したりと気持ち的な反発を招きますし、怒っている時間に仕事をする時間が減り、効率が悪いことをやっている人だと思われます。
体調が悪い、余裕がない(時間、金銭的など)
上記3つとは違い、周囲や自分の状況によって、怒りを感じたり、イライラしてしまうという状況があります。
その代表的なものが体調不良と時間の余裕のなさです。怒りやすくなる環境がそろってしまうと残念ながら多くの人が怒りっぽくなってしまいます。
上記3つの性格的な問題は治すのに時間と専門的な立場の人のケアが必要な場合もありますが、この環境や状況によって怒りやすくなっている人はご自分でできる工夫を行って、ぜひスムーズにやりたいことを進めていってほしいと思っています。
ただし、子育て中、介護中などの自分以外のケアを行っている方などは状況や環境を変えるのはなかなか難しいと思います。
状況を変えれる方は変えるために考えて、今は難しいという方は無理をせずに時期を待ってください。
どうすれば怒りやイライラが減るか
最初にご紹介したアンガーマネジメントの基本の対応法以外のアプローチをここからはご紹介します。
タスク管理パートナーバージョンです。
1,認識し、改善したいという気持ちを持つ
自分が怒りやイライラをコントロールできていない人間だと知り、改善したいと思うことが最初の一歩です。
自分の状況を認識できないと改善はできません。
まずは自分が問題のある怒り方やイライラしていることに気が付くことが第一歩です。
そして、それを改善したいという気持ちがあることです。気が付いても改善したいと思わなければ変わらないので、気が付いて改善する、これはセットで大事な最初のステップです。
でも気が付くのって難しくないですか?
状況や環境によってイライラしている方は、おそらく既に気が付いていると思います。なので、大事なのは変わると決心し、その行動の一歩を踏み出すことです。
2,体調や環境を整える
性格は変えるのが難しくても、環境を変えることはやりやすいので、まずは環境を改善していきます。
身体的にストレスをかけない
まずは熱い、寒い、睡眠不足、お腹がすいたなどの状況をできる限り作らないこと。
誰でも起こることなので、そのような状況になりそうな時はできるだけ事前の準備をするのもおすすめです。
特に睡眠や休息は軽視されがちですが、影響はかなり大きいので、自分のためだけではなく、周囲の人のためにもしっかり休むことを意識してほしいです。
体調不良を放置しない
体調の不調を感じながら病院に行くのが怖くて行っていない人、忙しくて行っていない人は周囲の人のためにも行きましょう。どこかが痛い、悪いのを認識しながら生活することで、不安が大きくなりイライラしやすくなります。
不安な日々を過ごしても、結局いつかは病院に行くことになるので、それなら1日でも早い方が身体にも、心の健康のためにもおすすめです。
運動をする
病気などの症状はないのであれば、エネルギーが過剰である場合もあるので、運動を習慣にするのがおすすめです。エネルギーを怒りに変えるのではなく、生産的なことに変えるように工夫をします。
周りの人からも距離をおかれて、寂しい休日や老後を過ごすより、改善して周囲の人と仲良くしたり、新しい運動仲間を作ることで適切にエネルギーを使うことがおすすめです。
適切に逃げる、距離をとる
職場の環境があまりにも劣悪だったり、自分に合わないなどの場合のイライラは、まずは相談し、その後、異動や退職、転職なども視野に入れましょう。
若い時は我慢していましたが、我慢して良かったことはなかったので、我慢をやめて、すぐに行動するようにしました。
自分に合わない環境で努力や我慢をして良い結果というのはあまり出ません。
ちゃんと反撃する
かなり効果がある方法です。会社などなら上司や関係部署にまずは報告しますが、ちゃんとしていない会社ほど本当に動きません。動かないのを確認した後は、本人に直接言います。
反撃してみると案外嫌がらせはすぐに終わりますが、やはり誰かが困っているのに何もしない会社には、早々に見切りをつけて、今後の対策を考えた方が良いと思います。
怒ったり、イライラしたりする態度を人前で出す人間はだいたいの場合、反撃してくるとは思っていないようなので、我慢できなくなる前に軽く忠告しておくだけでも状況はかなり改善されます。
その後は労基や労働局にも相談しておきます。基本的によほどの状況じゃない限り動いてはくれませんが、後の人たちのために記録として残るようお願いしています。
私の事例は動いてくれるようなものではなかったですが、それでも同じことが繰り返されている会社は、後に入った誰かが困って相談したときに、以前にも通報があったなという記録が残っているのが大事だと思い、通報しています。
3,状況を改善できる方法を考えて実行する
できない他人にイライラするのは、自分が完ぺきだ、できた人間だと意識的に、あるいは無意識に思っている場合と、とにかく時間がない場合です。前者は自分に甘く、他人に厳しい人が多いです。後者は分かっていても状況が許さず、ついイライラしてしまいます。
どうすればこの状況を改善できるでしょうか?考えて、必要なら学ぶことや誰かに相談することも有効です。
ついイライラしてしまう時、自分の感情を言語化できないことはないですか?
すぐに暴力(身体も言語も)に訴える人は語彙力が乏しいため、自分の感情を言葉にできずに暴力に訴えることになると聞いたことがあります。
本を読むことで、自分の気持ちを適切に表現する言葉を知ることも大事なことですし、本を読むことで気持ちを落ち着かせることもまた、怒りやイライラを抑えるヒントを得ることもできます。
状況や環境によってイライラしてしまっている人は、今の状況をどう変えるとイライラがなくなるかをよく考えて行動に移してみてください。
タスクを作って毎日実行し、改善する
認識し、改善したいと思っても、行動を選択し、実行しなければ変わりません。
環境によって、怒りっぽくなっている人は、どこかでこのままの自分では良くないという気持ちがあるはずです。
「実行したいことをタスクにして、日々実践」はなかなか最初はハードルの高いことですし、日記を書いたり、怒りの状況を記録するのは難しいことです。
その難しいことも誰かの助けがあればできる可能性は高くなります。
タスク管理パートナーにシェアして自分で設定したタスクを共有し進めていき、今よりももっと良い自分とタスクがよく進む状況を作っていきましょう。
少しでも自分の行いを改善したいと思ったら、1日でも早く改善するために取り組みましょう。今日が人生で一番若い日なので、今日からぜひ適切なタスクを作成して実行してみてください。
環境を変えることでイライラは思ったよりも軽減できます。今、環境を変えられる状況にある方、変えてみたいと思った方はまずご自身で一歩を踏み出してみてください。
イライラしていると確かに集中力がなくなってタスクも進みませんよね。
そうなんです。睡眠や休息はもちろん、集中できる環境や気持ちを作るお手伝いもしています。整えることで、タスクも進みやすくなります。
サービス開始前には30分の無料通話でご質問を承っていますので、お気軽にお申し込みください。