忙しくなってくると手が回らなくなってくるのが家事、特に片付けです。

ご飯は外食や購入で済ませてもいいし、掃除は多少目をつぶったり、お掃除家電になんとかしてもらってもいいけど、意外に何とかしにくいのが片付けです。

もちろんお片付けサービスはありますが、お客様の物を勝手に処分したり、収納場所を勝手に決めることはできないので、基本は一緒にいたり、一緒にやらなければいけないので、時間がない時にはそのまとまった時間を確保するのさえ惜しい。

そんな方に自分で何とかできる、1回の時間は5分以内の簡単な方法をご紹介します。

これやってみようと思える項目があれば、タスクに追加して毎日実行していきましょう。目次を読んで気になった部分だけ読んでもらうのも嬉しいです。

部屋が荒れていると疲れが増しますよね・・・

本当に、疲れている時は、散らかった部屋を見るのも嫌になります。
このブログでヒントを得ていただき、忙しくても散らからない部屋を目指してもらいたいと思っています。

物を減らして片付けの難易度を下げる

散らかった部屋になる原因はその部屋に対して物が多すぎることです。

散らかる原因は物がその部屋の広さに対して多すぎるからです。何も物がなかったら、あるいはとても広い部屋だと、物が散らかることはありません。

忙しい人ほど物を少なくして片付けの難易度を下げた方が、片付けの手間が省けます。

でも、コレクションをしている本や趣味の物は捨てたくはないなあ。

大事な物は大事に保管や展示をしているので、散らかってはいないはずです。
その部分を除いた場所でそう思い入れはないのにいつの間にか増えている物を少なくしていきます。

気が付かずに増えやすい物としては洋服、食器、趣味の物など。袋物、割りばしなどのついでにもらう消耗品、放置しているDM、消費期限の切れた食品などです。

最初に処分するのは消耗品がおすすめです。

できれば使ってから処分しましょう。

  • お手拭き(布巾やティッシュ代わりにも)
  • 割りばし:お箸として利用して処分
  • ビニール袋:ゴミ袋として
  • 食品:賞味期限が切れた食材はそのまま処分
  • 洗剤:中身のなくなった、もう使えない物は処分
  • 書類:期限が切れている書類、お知らせは処分

最初はこういう判断に迷わない消耗品、日用品などを捨てていきます。

消耗品が片付くだけでもずいぶんスッキリすると思いますが、それが終わってから消耗品でない物を処分します。

  • 洋服:穴があいていたり、色が褪せているなど
  • 食器:欠けている、塗装が剥げている
  • 増え過ぎたエコバッグ:誰かに何かを差し上げる時に袋ごと一緒に渡す

こういった処分の判断に困らない物から始めます。

こんなタスクを作ろう

毎日〇個(〇分)捨てる(〇の中にはあなたが目標にしたい数字を入れます。特になければ10個や5分がおすすめです。)

特に1日目は気合が入ってしまうのですが、決めた数や時間が終わればやめます。時間を設定する場合はアラームをかけます。

〇個以上(〇分以内)であればOKです。タスクリストに追加するか、必ず毎日見る場所に貼り、出来たらチェックを付けます。

忙しい時に「毎日〇個(〇分)捨てる」のポイントは、捨てる時に絶対に迷わない物(消費期限の切れた食材、薬、破れた包装用紙、書けなくなったペン、不要なDMなど)だけに限定します。少しでも迷ったら捨てないでください!

ちなみに、出勤前などの、朝に行うのもおすすめです

ある程度物の定位置を決める

ある程度?物は定位置を決めるものではないんですか?

物の定位置を決めてあげると、片付けた後に散らかることはありません。それでも今まで、決めていなかった物の定位置を決めるのも迷うし、何よりちゃんと置けるものでしょうか?

そこでおすすめなのは、3か所までぐらいに決めるということです。例えば、家の鍵は玄関か、バッグか、ポケットの中にあると決めてしまうと、それ以上には探さなくていいことになります。

1ヶ所に決められて、それができるとベストだと思いますが、忙しいとそんないつも1ヶ所に置けるわけではありません。それでも、ここか、あそこにあると2,3ヶ所程度だと探す手間もそんなにかからないし、どこかには置けるはず。将来の物の定位置1ヶ所に置ける練習も兼ねてまずは、2,3ヶ所に絞り込んでみましょう。ただ、それ以外の場所には疲れていても置かないという約束はしっかりと守ります。

こんなタスクを作ろう

大事な物の定位置を(2,3ヶ所に)決める

けっこうな頻度で探してしまう物があればぜひ試してみてください。見つかった場所を定位置にするのもおすすめです

忙しい間は選択を避けて、同じ物を使い続ける、同じことを続ける

選ぶというのは脳にそれなりに負担がかかり、時間もかかります。疲れている心身をさらに疲れさせないためにも、同じ物を使い続けることはおすすめです。

  • 洋服:何曜日はこれを着ると決める
  • バッグ:使いやすい物を毎日使う
  • 〇曜日のお昼ごはんはこれを食べると決める

同じ物を使い続ける、同じことを続けることで、選択を回避するという効果とともに、バッグでは物を変えることで中身を入れ替える必要もなくなります。

同じ物を使い続ける時には、最低限の衛生面だけに気を付けておけば大丈夫です。

バッグなどは毎日同じでも問題ありませんが、衛生的に問題がありそうな物はクリーニングに出したり、洗濯したり、洗ったりするためにも替えを用意しておきます。

同じ服ばかり着ているとか、同じバッグばかり使っているなど誰かに思われるかもしれませんが、他人の視線よりも、あなたの体力、気力を優先させましょう。

こんなタスクを作ろう

1週間のセットを作る

洋服、バッグ、靴、化粧、食べることなど、面倒だなと思っていることを決めてしまうとずいぶん楽になります。

例えば、お弁当を作るのも、おかずの中身を決めてしまうとそんなに手間になりません。1週間分のセットを決めて、詰めるだけにしておくと簡単です。

先送りしない、溜めない

家の中で「後でいいか」と思う小さな雑用こそ溜めずにその場で処理しましょう。

「後で」は禁句にしてもいいくらい、「後」の方が時間が必要になります。

すぐに対応、処分することで、30秒で済むことが、本当に2分、5分、10分と必要になるのです。忙しい人ほど、すぐに対応することをおすすめします。

小さな時間の積み重ねが大きな時間になるというのもありますが、後でやることでの手間がストレスを引き起こします。ストレスを減らすことも大事なことです。後でと思うことは放置していいこと以外は基本的に例外を作らずにすぐに対応します。

汚したらすぐに拭く、DMはポストから玄関までに開封するか決定する、買わなければいけない物はすぐにタスクリストに追加するなど、小さなことの積み重ねが後々の快適な環境につながります。

こんなタスクを作ろう

・先送りした事柄を記録して、先延ばしをしていることを認識する
・「後で」と思った時は、必ずタスクを作る(例外的に先送りをする用)

ちなみに、タスクを作るくらいなら今した方がいい!というくらい、先送りしたくなったら詳細で文字数の多いタスクを作るなども人によっては有効です。

忙しい間は買い物をせず、少しでも体力温存する

生活必需品、必要な物以外の買い物は楽しい娯楽要素もたくさんあります。

が、娯楽には体力も時間も気力も必要です。ストレスが溜まって発散するために買い物をする方もいますが、ストレスが溜まっている時は、睡眠時間が減っている時でもあるので、買い物をするよりも寝てしまいましょう。

寝ると、ストレスも疲れも軽減され、体力も復活するうえ、余計な物を増やさないというメリットもついてきます。

生活必需品以外の買い物は時間にも気持ちにも余裕のある時に行います。その時の方がきっと良い買い物ができます!

こんなタスクを作ろう

無性に買い物がしたくなったら、とりあえず寝る

こんな忙しさは基本的にずっと続くことではないと思います。仕事でどんなに大変で忙しかったとしても、お家に帰ってストレスを感じない部屋を作っていきましょう。

忙しくても散らからない部屋はストレスを軽減する

最近、忙しくなってきて、家のことになかなか時間を割けなくなってきたのですが、それにしては家の見た目の状況があまり変わらないので(掃除はできていないので多少気になります)、やっぱり片付けておいて良かったと思ったのがこの記事を書くきっかけになりました。

忙しくて、最低限のこと以外「もう、いいか」となってしまっていますが、部屋が片付いているのは本当に助かっています。

私の工夫と片付けの知識をまとめたおすすめのタスクがあなたにも役立つと嬉しいなと思っています。

整理収納アドバイザー2級を持っているパートナーがあなたのお片付けの相談にも乗ります。
毎日2回のメッセージと週1回の通話のあるベーシックサポートプランで忙しくても整う暮らしを目指しましょう。