発達障害について調べていた時に手に取ったこちらの本には、誰にでもすぐにでも役立つ生活のコツがたくさんつまっています。その中でもこれは、とセレクトした3つをご紹介します。

ちなみに本には47のコツがありますので、気になる方は本を手に取られてください。

『発達障害サバイバルガイド』借金玉著 ダイヤモンド社

発達障害とは何か

発達障害は、生まれつきみられる脳の働き方の違いにより、幼児のうちから行動面や情緒面に特徴がある状態です。そのため、養育者が育児の悩みを抱えたり、子どもが生きづらさを感じたりすることもあります。

発達障害があっても、本人や家族・周囲の人が特性に応じた日常生活や学校・職場での過ごし方を工夫することで、持っている力を活かしやすくなったり、日常生活の困難を軽減させたりすることができます。

厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/kokoro/know/disease_develop.html

発達障害の本を何冊か読んで感じたのは、それぞれの特徴は誰でも持っていることが多く、これは当てはまる、これも当てはまるという特徴が私にもいくつもありました。

では、私も発達障害なのでしょうか?

発達障害だと認定されるのは、生活に支障があるほどに、程度が大きかったり、頻度が高い状態を言うようです。個人的に生活に支障があるという認識もなく、他人からもそう指摘された記憶がないので私はきっと発達障害ではないようです。

本書は、発達障害の方向けに書かれた本ではありますが、誰でもが持っている、ちょっとしたお困りごとやもっと便利になるコツがたくさん書いてあるので、誰にでも役立つと感じています。

こちらではタスク管理パートナーがおすすめしたいコツ3つをご紹介します。

コツはハックとも書かれています。基本的にはここからハックと書いていきます。

絶対必須でないけど、おすすめの設備ハック

食洗器が「先延ばし人生」を解決する

『発達障害サバイバルガイド』24ページ

「今すぐ買ってください」とまで書いてあります。

タイトルは「絶対必須」ですが、必須ではないですが、できれば整えたい設備ハックのご紹介です。

タスク管理をしている、してみたいと思われている方の多くは忙しい方たちです。そんな時に私自身おすすめすることが、家電への設備投資です。

食洗器、全自動洗濯機、ロボット掃除機・・・家事は本当に便利にできるようになってきました。自分でやる代わりに、彼らに仕事を任せます。

そうすることでできた時間をやりたいことに使えます。

設備投資が状況的に難しい方への個人的なおすすめは使い捨てを使うということです。食事だと紙皿、割りばしなどを使い、そもそも洗い物を出さない。洗濯物が面倒なら全てクリーニングに出す、使い捨ての下着を使うというのあります。

設備投資ができるとベストだと私も思いますが、できない時はできないなりにいろんな方法を試してみましょう。

家事はやったほうがいいのですが、人によっては負荷の高いことです。ご自分に無理のない範囲でできることを行い、後は家電やサービスを頼りましょう。

「決断疲れ」には週1カレー

これは何かというと、毎週金曜日にはカレーを食べる、などルーティン化するということです。

私たちは1日に35,000回も判断しているという研究もあるくらいに日々たくさんの決断をしています。

ルーティン化はそんな私たちから少しでも時間と脳のスペースに余裕を持たせてくれる役割をしてくれます。

ルーティン化はこだわりがある物や事に関して行うというより、どちらかと言えばどちらでもいい、誰かが決めてくれれば楽なのに、と思っている分野で行うことをおすすめします。

例えば、食にはこだわりたいけど、洋服にはそう興味のない方であれば、同じ洋服を洗濯の頻度に合わせてそろえておくぐらいに割り切って良いと思います。こうすることで、買い物のお店の選択、購入する洋服の選択、購入の手間が省け、毎日の選択もなくすことができます。

逆に食にこだわりのない方は1週間のメニューを決めてしまったり、宅配を依頼して一切作らないという方法もあります。

たったこれだけのことでも劇的に楽になるのでおすすめです。

物を少なくするのもおすすめの方法です。物の管理の手間が省けるとさらに楽になりました。

「手洗い儀式」でだらだら癖を追い払う

在宅勤務も慣れてきたという方も多いかもしれません。

そんな時に困ってしまうのが、仕事とプライベートの境目があいまいになってしまうことであったり、ついだらだらと過ごしてしまい、仕事の締め切りが気になったりなど。

そんな時に、手洗いという儀式を行うことで、気持ちを切り替えることをおすすめされています。

これは、手洗いだけでなく、ストレッチ、水分補給、窓を開けて空気を入れ替えるなどそれぞれにぴったりの儀式を見つけることでさらにうまく働くかと思います。

個人的にもっとも共感したハック

上記の3つはタスク管理パートナーでもいつもおすすめしていることでもあり、おすすめしたいことです。

こちらは個人的に共感したハックです。

教養とは、お金がなくても楽しく暮らせること

『発達障害サバイバルガイド』264ページ

こちらです。

私の今の趣味の一つは語学の習得ですが、やってもやっても終わりがなく、やり方によりますがお金もそんなにかかりません。勉強全般がそうかと思います。また、ピアノも再開した趣味のひとつですが、こちらも練習あるのみです。これは料理や読書でも同じことがいえるとのこと。

本書ではパチンコを例にしていますが、基本的にパチプロの方以外はパチンコは特に習得も練習も必要なく、初心者でも楽しめる、こういう娯楽は危険であると書かれています。お金や時間が無限に溶ける可能性があるという危険です。

教養的な趣味というのでしょうか、を好むようになると、確かにお金はあまり使わなくなりました。

さらに、本書にも書いてあったこちらのハック。

やることパニックは「他人に」整理してもらう

『発達障害サバイバルガイド』98ページ

タスク管理パートナーが行っているサービスですね。本書では友人や知人と一緒にやることをおすすめしています。依頼する時の注意点をお礼をすることと書いていますが、さらに補足した内容がこちらです。

こちらを参考に知人、友人、家族と一緒にやってみるのもおすすめです。途中で途切れてしまう、うまく仕組みが作れない場合はタスク管理パートナーの活用もご検討ください。

皆さんのやりたいことが進むよう応援しています!

紹介されている47のコツのどれかに誰でもがなるほどと思ってしまうであろう本書です。現在、面倒なことがある方もない方も生活がよりよくなるヒントが得られるおすすめの本です。

そうは言っても、普段の生活の何を変えたらいいのか分からない、変えたいことが続かない方は、ベーシックサポートプランでご一緒に、あなたにぴったりのハックを見つけていきましょう。

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