生産性を高めるために、全部やる必要はない『自分の時間を取り戻そう』より

2020/12/10

『自分の時間を取り戻そう』ちきりん著/ダイヤモンド社

こちらの本より、生産性を高めるために、おすすめする方法を3つご紹介します。

全部やると生産性が低くなる

日本には、平均して何でもよくできることに対して価値が置かれている状況が生産性を低くしていると、ちきりんさんは書いています。

全部を一人で行う例として、メディアが求める完璧な女性像をあげています。

仕事も家事も育児も完璧にこなす女性が紹介されます。それに対して、番組キャスターや視聴者からは惜しみない賛辞が与えられます。

ただ、その影響はすべてが完璧にこなせない、ほとんどの普通の女性に対してのプレッシャーにしかなりません。そのような完璧な女性像をメディアが放映することにより、多くの女性が努力して、工夫して、全部をやることで疲れ切っています。

全部を完璧にやることには、どんな弊害があるのでしょうか?

  • 疲れ切る
  • ストレスが溜まる
  • 自分の得意なことが伸ばせない
  • できないことが積み重なり、身動きがとれなくなる
  • 全部をやろうとする人のところに、いろんなことが集まってくる
  • そもそも全部をやろうとするのが無理

こんな弊害が多い、全部頑張ってやろうとすることを変えるには、私たちの意識と仕組みを変える必要があります。

全部をやらずに、生産性を高め、自分時間を取り戻す方法をご紹介します。

無駄な時間を減らすための具体的な方法

ここからは実際にどうやって時間を減らせば良いかの具体的な方法を本書より紹介します。

「すべてをやる必要はない!」と自分に断言する

「全部をやる必要がある」と考えている人の多くは、やれば終わることからやり始め、付加価値の低い作業で仕事時間を埋め尽くしてしまいます。これでは肝心の重要な仕事では成果が出せません。

『自分の時間を取り戻そう』182ページ

自分の考えを変えるということは、なかなか難しいことですが、全部をやらなきゃと思った時にはこのような思考にどうしてもなってしまうために、生産性の高い仕事をしたいと思ったらまずは、すべてをやらないことを選択する必要があります。

まず「やめる」

「みんながやっていることは自分も全部やる、たとえ効率が悪くても全部自分でやる」と考えていては、貴重な時間が生産性の低い仕事に奪われてしまいます。

『自分の時間を取り戻そう』187、188ページ

先ほどと内容は重複しますが、何度も繰り返し書かれているということは大事なことです。そして、多くの人がこの思考に陥っていると考えられているのでしょう。

「やらなくてもすむ方法が見つかったら、やめたい」と考えていても、いい方法が見つかることはありません。そうではなく、最初に「やらないと決めてから、やらなくてすむ方法を考える」のが、時間を捻出するポイントなのです。

『自分の時間を取り戻そう』189ページ

「いつか」は来ないということですね。今、やめるためにどうするかを考えることが重要です。状況が整うことも、誰かが助けてくれることもあるかもしれませんが、それすらも自分で作り出す必要はあります。

Not To Doリストを作ると改めて、時間を意識できるかもしれません。

時間の家計簿をつける

お金が貯まらない人の家計簿にはたいてい「なにに使ったかわからない」多額の使途不明金が見つかります。同様に、常に時間が足りないと悩んでいる人の「時間家計簿」にも多くの使途不明時間が見つかります。

『自分の時間を取り戻そう』193、194ページ

いろんなところですすめられている方法ですが、これはやってみると意外に面倒なので、まずは意識をするだけでも効果があります。

その時に今、自分は何をしていると声に出していうことは強く意識することになります。
または、音声に今、やっていることを録音しておくという方法もお勧めです。

もちろん、できる方はぜひ時間家計簿をつけてみるとより詳細に自分の行動が把握できます。

やめるには、まだ勇気がないので、時間の記録をまずしてみたいと思います。

サトウさん、いいですね!できることから取り組みながら意識していくと、やってみようかなと思えることが増えてきます。

生産性を高める

最初に戻って、生産性を高めるために多くの女性は何をすると良いのでしょうか?

ちきりんさんは、家事を減らすこと、やめること、サービスや物を購入することをすすめています。

これが難しい点がいくつかあります。

一つは最初にもご紹介した、自分自身の考え方を変えること。

「そうかもしれないけど、私には無理」と思ってしまうと始めることが難しくなります。変えたい気持ちがあれば「私にもできるかもしれない」「ちょっとだけならやってみてもいいかも」という気持ちをほんの少しでも持つと、行動に移しやすくなります。

二つ目は、他人の目です。

家事や育児を全部やる必要はないという考え方に反対する人は「楽をしてはダメ」という理論で人を責めてきます。では言った人が手伝ってくれるのか?というと残念ながらそうではないことがほとんどです。

楽の基準も人それぞれ、いろいろという人の主観にしか過ぎないので、他人の目や口は気にしないのが良いでしょう。難しいことですが、自分の大切な時間と労力は自分で守り、自分が納得する方法で使うことが大事です

分かっていても、行動に移すことは難しいんですよね・・・

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ベーシックサポートプランでまずは1ヵ月、一緒にやらないことを決めて、行動を行わない練習を行いましょう。

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ふくおか なみこ

ふくおか なみこ

タスク管理パートナー代表パートナー。 さまざまな業種、立場のお客さまの行動管理、習慣定着のお手伝いをしています。 司書として複数の図書館の管理、改善に取り組んだ経験を元に、大阪梅田に私設図書館(コワーキングスペース)をオープンし、数多くのビジネスマンの知識習得や起業サポートをしてきました。 大学や図書館関係での講演も多数。 趣味で出版、小物販売、着付け教室などの小規模ビジネス起業経験も。 仕事、勉強のはかどる仕組み作りとモチベーションアップを応援しています。

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