『やり抜く力 GRIT』アンジェラ・ダックワース 著/ダイヤモンド社

「人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける」という副題がついたこちらの本より、やり抜く力を身につけて、伸ばす方法についてご紹介します。

目標達成や一定の結果が見えるまで続けられるやり抜く力を身に付ける方法、知りたいです!

やり抜く力とは何か

「やり抜く力」というのは、ひとつの重要な目標に向かって、長年の努力を続けることだ。

『やり抜く力 GRIT』90ページ

本書では、基本的には達成難易度が高く、時間もそれなりに必要な目標を「やり抜く」ことについて紹介していますが、早起き、毎日読書する、片付けをするといった身近な目標や試験勉強まで勉強を頑張るという短期の目標などにも活用できます、

「やり抜く力」には、始める、続ける、達成するといういろんな要素がつまっていますね。

第一に、「やり抜く力」は伸ばせるということ。それには二つの方法がある。

ひとつは、「やり抜く力」を自分自身で「内側から伸ばす」方法。具体的には、「興味を掘り下げる」「自分のスキルを上回る目標を設定してはそれをクリアする練習を習慣化する」「自分の取り組んでいることが、自分よりも大きな目的とつながっていることを意識する」「絶望的な状況でも希望を持つことを学ぶ」などの方法がある。

もうひとつは、「外側から伸ばす」方法だ。親、コーチ、教師、上司、メンター、友人など、周りの人びとが、個人の「やり抜く力」を伸ばすために重要な役目を果たす。

『やり抜く力 GRIT』356~357ページ

このブログでは内側から伸ばす方法のいくつかをご紹介します。

外側からは、タスク管理パートナーもお手伝いしますが、身近な誰かに協力を依頼するのも良い方法です。適切にサービスや誰かに頼って目標を達成しましょう。

「やり抜く力」のために大事なこと

目標を達成するまでの道のりをしっかり考える事 

バラ色の未来を想像するだけでは、短期的には気分はあがっても、長期的にできなかった自分というマイナスのイメージになるので、達成までの現実的な道のりはちゃんと考えたいですね。

計画には失敗や後戻りするための時間も含めましょう。

楽観的すぎる未来予測は結局「どうせ無理だけど」「結局できないけど」という気持ちしか持てなくなります。経験者より。

最初に厳しくすると取り返しがつかなくなる

最初に頑張りすぎると後が続かないので、最初は特に無理をせず、楽しいと思えることをやることが良さそうですね。そして、続けている最中も厳しくし過ぎないように。

自分が自分にいつもどう接するかはあなた自身が一番よく知っているはずなので、自分に甘めの方は、あと少しだけ頑張るように、自分に厳しい方はあと少しと思った時はやめるようになどバランスをとって続けていきましょう。

私は自分に甘いタイプなので、もうやめようかなと思ってから、あと5分、あと1問取り組むようにしています。

「何でも必死にがんばる」のは意味がない

正しい、あるいは効果的な努力をするという考えや工夫は必要です。がんばることは大事ですが、ムダながんばりで貴重な時間や労力がなくなってしまうのは望むところではないはずです。

でも、つらいときでも「やるべきことをやる」という、がんばることは必要ですね。後述の練習の法則を参考に、やみくもにがんばるだけではない方法も知ってください。

今日必死にやる、より明日またトライする

目標の多くは達成までにそれなりに時間を要します。短距離走者ではなく、中・長距離走者をイメージして、取り組みましょう。1日で力を出し切って達成できる目標であれば良いのですが、そうではない場合、明日もトライできる体力、気力、時間などのリソースを確保したいものです。

続けることで、できることも増えて達成に近づきます。やめるという決断をしない限りは、明日もまたがんばって欲しいです。

好きにならないと努力できない 

好きこそ物の上手なれともいいますが、好きだから努力も楽しいことにつながります。好きでもないのにやらなければいけない時は、好きな要素を見つける、好きでいられるぐらいしか努力しない、などいろんな方法で好きを維持する工夫もできます。

ただでさえやることは山ほどあるので、あなたの好きなことに努力の労力や時間を注ぎたいですね。

「好きなことを仕事にする」は本当にいいのか?

では、仕事も好きではないとやり抜くことは難しいのでしょうか?

第一に、人は自分の興味に合った仕事をしているほうが、仕事に対する満足度がはるかに高いことが、研究によって明らかになった。(中略)

第二に、人は自分のやっている仕事を面白いと感じているときのほうが、業績が高くなる。

『やり抜く力 GRIT』140ページ

業種というより、仕事内容が重要だそうです。あなたは、交流するのが好きですか?新しいことを考えるのが好きですか?黙々と仕事をこなすのが好きですか?

あなたの興味や性格にあった仕事を選ぶ方が日々の満足度は高いでしょう。

インタビューでは、ほとんどの人は「これだ」という、いわゆる天職と思うものが見つかるまでに何年もかかっていて、いろんな行動や経験、交流から生まれることが多いということです。

私は、このタスク管理パートナーのサービスを天職だと思っていますが、確かに、行動して交流があったから出会えました。

「やり抜く力」を強くする4ステップ

「やり抜く力」を強化する方法をご紹介します。4つのステップから成ります。

1、<興味>自分のやっていることを心から楽しんでこそ「情熱」が生まれる。(中略)

2、<練習>「粘り強さ」のひとつの表われは、「きのうよりも上手になるように」と、日々の努力を怠らないことだ。(中略)

3、<目的>自分の仕事は重要だと確信してこそ、「情熱」が身を結ぶ。(中略)

4、<希望>希望は困難に立ち向かうための「粘り強さ」だ。

『やり抜く力 GRIT』132~133ページ

「やり抜く力」を強化するのは、自分が行っていることに愛着と価値を感じ、毎日少しの負荷をかけて努力を行い、継続することです。

言葉にすると簡単ですが、実行は難しいことですね。全部一気にと思わずにどのステップからでもいいでしょう、あなたがこれはやってみたい、これはできそうと思うことから始めてみましょう。

興味の対象を見つけ、練習を重ね目的意識を養うことは誰にでもできることですね。難しいことでもありますが。

最後に、強い興味を持ち続けるには、親、教師、コーチ、仲間など。周囲の励ましや応援が必要だ。なぜ周囲の人が重要なのか?

ひとつには、飽くなき興味を持ち続けるのに欠かせない刺激や情報を与えてくれるからだ。

そしてなにより、周りの人びとから肯定的なフィードバックをもらえばうれしくなり、自信が湧き、励みになる。

『やり抜く力 GRIT』146ページ

何でも一人で続けることは大変です。あなたが継続がしやすい環境を整えることも続けることにおいて重要です。

タスク管理パートナーもいつもあなたのやりたいことを応援しています。

「やり抜く力」を強化する練習の法則

1.ある一点に的を絞って、ストレッチ目標(高めの目標)を設定する。(中略)

2.しっかりと集中して、努力を惜しまずに、ストレッチ目標の達成を目指す。(中略)

3.改善すべき点がわかったあとは、うまくできるまで何度も繰り返し練習する。

『やり抜く力 GRIT』171~174ページ

昨日と同じことをしていると、昨日までと同じことができます。昨日よりも少し難しいことを行ってみると、明日は少し難しいことができるようになっている可能性があります。

少し難しいこと、難易度の高いことに日々取り組むことが何よりも大事で、かつ目標達成を早めたり、より良い形で目標達成できる可能性も高まります。

時間の長さより、どう練習するかがカギかつ、ラクな練習はあまり効果がないようです。

毎日、同じ時間、同じ場所での「習慣」をつくる

具体的に説明すると、「意図的な練習」を行うために、自分にとってもっとも快適な時間と場所を見つけること。いったん決めたら、毎日、同じ時間に同じ場所で「意図的な練習」を行う。なぜなら大変なことをするには、「ルーティン」にまさる手段はないからだ。

『やり抜く力 GRIT』197ページ

習慣にすることで続けやすくなるということです。ルーティーン=習慣にすることで脳や意志力の負担を少なくして取り組みやすくなります。

習慣にするまでが少し大変でもありますが、いったん習慣にすると簡単なことになります。逆にルーティーンにしなかった場合はずっと意志力を必要として、ずっと大変な状態が続きます。

私はタスク管理を行うことで継続や習慣化ができるようになりました。あなたもまずは習慣にしたいことを毎日、同じ時間、同じ場所で行ってみてください。

大人も子供もやり抜く力が身につく4つのルール

ポイントは、子どもだけでなく、家族みんなで取り組むことが大事です。

1、家族全員(パパもママも)ひとつはハードなことに挑戦しなければならない。

「ハードなこと」というのは、日常的に「意図的な練習」を要することだ。(中略)

2、やめてもよい。

ただしやめるには条件があり、シーズンが終わるまで、例えば授業料をすでに支払った期間が終わるなど、区切りのよい時期がくるまではやめてはならない。(中略)

3、「ハードなこと」は自分で選ぶ。

選ぶのを他人任せにしない。自分が少しも興味を持っていないのに、ハードなことに取り組んでも意味がないからだ。(中略)

4、新しいことでも、いまやっていること(ピアノやヴィオラ)でもかまわないが、最低でもひとつのことを2年間は続けなければならない。

『やり抜く力 GRIT』325~327ページ

自分で自分の限界やできることを決めてしまい、挑戦することなく諦めてしまわず、まずは行動を起こしてみる、その先にどんなことが待ち受けているか分かりませんが、はじめないとやり抜くこともできません。

あなたや、あなたの周りの人も「やり抜く力」を今よりも強化していくために、ここでは家族の例ですが、友人やコミュニティ、職場で行うのもいいですね。

なかなか一歩が踏み出せない時も、続けられない時もタスク管理パートナーがお手伝いします。

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