『自分の時間を取り戻そう』ちきりん著/ダイヤモンド社から、生産性を高めるために、全部やる必要はない、ことについて紹介します。

完璧な女性像

全部を一人で行う例としてメディアが求める完璧な女性像をあげています。

仕事も家事も育児も完璧にこなす女性が紹介されます。それに対して、番組キャスターや視聴者からは惜しみない賛辞が与えられます。

ただ、その影響はすべてが完璧にこなせない、ほとんどの普通の女性に対してのプレッシャーにしかなりません。そのような完璧な女性像をメディアが放映することにより、多くの女性が努力して、工夫して、全部をやることで疲れ切っています。

日本には、平均して何でもよくできることに対して価値が置かれている状況が生産性を低くしていると、ちきりんさんは書いています。

では、どうすれば生産性は高まるのでしょうか?

無駄な時間を減らすための具体的な方法

ここからは実際にどうやって時間を減らせば良いかの具体的な方法を本書より紹介します。

「すべてをやる必要はない!」と自分に断言する

「全部をやる必要がある」と考えている人の多くは、やれば終わることからやり始め、付加価値の低い作業で仕事時間を埋め尽くしてしまいます。これでは肝心の重要な仕事では成果が出せません。

『自分の時間を取り戻そう』182ページ

自分の考えを変えるということは、なかなか難しいことですが、全部をやらなきゃと思った時にはこのような思考にどうしてもなってしまうために、生産性の高い仕事をしたいと思ったらまずは、すべてをやらないことを選択する必要があるとのことです。

まず「やめる」

「みんながやっていることは自分も全部やる、たとえ効率が悪くても全部自分でやる」と考えていては、貴重な時間が生産性の低い仕事に奪われてしまいます。

『自分の時間を取り戻そう』187、188ページ

先ほどと内容は重複しますが、何度も繰り返し書かれているということは大事なことです。そして、多くの人がこの思考に陥っていると考えられているのでしょう。

「やらなくてもすむ方法が見つかったら、やめたい」と考えていても、いい方法が見つかることはありません。そうではなく、最初に「やらないと決めてから、やらなくてすむ方法を考える」のが、時間を捻出するポイントなのです。

『自分の時間を取り戻そう』189ページ

「いつか」は来ないということですね。今、やめるためにどうするかを考えることが重要です。状況が整うことも、誰かが助けてくれることもあるかもしれませんが、それすらも自分で作り出す必要はあります。

Not ToDoリストを作ると改めて、時間を意識できるかもしれません。

時間の家計簿をつける

お金が貯まらない人の家計簿にはたいてい「なにに使ったかわからない」多額の使途不明金が見つかります。同様に、常に時間が足りないと悩んでいる人の「時間家計簿」にも多くの使途不明時間が見つかります。

『自分の時間を取り戻そう』193、194ページ

いろんなところで勧められている方法ですが、これはやってみると意外に面倒なので、まずは意識をするだけでも効果があります。その時に今、自分は何をしていると声に出していうことは強く意識することになります。
または、音声に今、やっていることを録音しておくという方法もお勧めです。

もちろん、できる方はぜひ時間家計簿をつけてみるとより詳細に自分の行動が把握できます。

生産性を高める女性像

最初に戻って、生産性を高めるために多くの女性は何をすると良いのでしょうか?

ちきりんさんは、家事を減らすこと、やめること、サービスや物を購入することを勧めています。

これが難しい点がいくつかあります。

一つは最初にもご紹介した、自分自身の考え方を変えること、そして他人の目です。

「そうかもしれないけど、私には無理」と思ってしまうと始めることが難しくなります。変えたい気持ちがあれば「私にもできるかもしれない」「ちょっとだけならやってみてもいいかも」という気持ちをほんの少しでも持つと、行動に移しやすくなります。

また、家事や育児を全部やる必要はないという考え方に反対する人は「楽をしてはダメ」という理論で人を責めてきます。では言った人が手伝ってくれるのか?というと残念ながらそうではないことがほとんどですし、言った人は例えば川まで行って洗濯しているのかというとちゃんと洗濯機も使っています。

つまり、いろいろという人の主観にしか過ぎないので、他人の目や口は気にしないのが良いと思っています。難しいことですが、自分の大切な時間と労力は自分で守り、自分が納得する方法で使うことが大事です。

なかなか1歩が踏み出せない方、継続ができない方はタスク管理パートナーのサービスのご利用もご検討ください。

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