(ある日の夜)

サトウ
今日もやろうと思っていたタスクを思い通りに進める事ができなかったなぁ。スマホに登録していたアラームやスケジュール通知を見ても、全然そのとおりに行動出来なかったし……。

サトウ(仮)
うーん、自分の体なのに、なんでこんなに思い通りに動かないんだろう? ロボットのように完全に自分を制御できれば、もっと上手く物事を進める事ができるはずなんだけどなー。

……このように、常にロボットように決めたことを、完璧に同じ結果を出せるようになれたらいいのに。と思った事はありませんか?

サトウさんに限らず、多くの人は、精神的にも肉体的にも自身の思う理想通りに制御する事はできません。ロボットのように完全に思い通りに、やりたい事を実行して積み重ねる事ができれば、きっと自分の目標を叶える事ができそうです。

この記事では、どうすればロボットのように自分で自分を完璧に制御できるようになるかを考えてみましょう。

ロボットは決められた事以外はできない

人間はロボットより複雑なので、完璧な制御は難しい

結論から言うと、ロボットのように完璧に自身の行動を制御する方法はないでしょう。なぜなら、少なくとも現在の技術レベルで作る事のできるロボットより人間の方が複雑にできています。
ロボットの構造は人間より単純で、決められた事しかできません。物事は単純である方が制御しやすいものです。よって、ロボットには人間にはできない精度で決められた行動を繰り返す事ができるのです。
ロボットのように自身を完璧に制御する方法はおそらく存在しないでしょう。

人間だからこそ、期待以上の成果も出すことができる

ロボットのように自身を完璧に制御する方法がないというと、残念な気がしますがその反面、人間はロボットよりもはるかに複雑なので、決められた事以上の成果を出せる可能性もあるのです。
実際、ロボットは決められた事を完璧に実行する事は得意ですが、決められた事以外をするのは苦手です。

ロボットは用途が限定されているからこそ制御できる

工場の製造ラインで動く産業用ロボットは、人間よりも高い精度と効率で仕事を行う事ができます。
ロボットから若干離れますが、最近の将棋や囲碁の人工知能プログラムは、人間よりも強くなりました。
しかし、製造ラインで働くロボットに将棋を指すことはできません。逆に将棋のプログラムを工場に持っていっても、製造ラインに加わってくれません。

一台のロボットは限定された分野の物事では、それぞれで人間以上の成果を出せますが、限定された分野以外で成果を出す事は、科学が発達している現代でも当分難しいでしょう。
しかし、人間はロボットより沢山の事ができます。人間はロボットよりも不安定で力不足ですが、工場の製造ラインに入る事ができます。プログラムに勝つことはできませんが将棋や囲碁を指す事はできます。

自身を制御できない人間がロボット以上の成果を出すには?

一人の人間ができることはあまりにも沢山ありすぎるので、思い通りに制御を行う事は難しいのです。それ故に、決められた事以上の成果を出せる可能性もあるはずです。

たとえば、取り掛かるうちに、最初に考えていたよりも良い方法が思い浮かび、考えていた以上の成果につながる事があります。逆のパターンでは取り掛かる中で、その物事の想定外の欠点に気づく事になり、リスクを避ける為に中止を決断できるかもしれません。

このように、改善点や問題点に気づき、切り替える事ができるのは、ロボットよりも沢山の物事ができ、決めたことをそのまま実行し続ける事の出来ない人間ならではの特性と言えます。ロボットのように制御できたら……と嘆くのではなく、人間ならではの特性で良い成果を出せるように、長所を活かす方向で捉えてみましょう。

サトウ
人間は、いろんな事ができるからこそ、完璧に制御することはできない。
前向きに捉えれば可能性があって良いと言えるけど、思い通りに動けない事はやっぱり辛いよなぁ……

そうですね。サトウさんに限らず、人が自身一人での行動を制御することは難しいです。
ただし、他の人の協力を得る事で行動を上手く制御し、よい方向に持っていく事はしやすくなるのですよ。
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