今回は『幸せがずっと続く12の行動習慣』ソニア・リュボミアスキー/日本実業出版社から幸せが続く方法を教えてもらいます。

本書は、幸福について20年以上研究してきた研究者による本です。

今、幸福だと感じている方も、幸せになりたいなあと感じている方もさらに幸せになるヒントを得られることと思います。

ちなみに著者の幸せの定義は以下です。

私は「幸福」という言葉を、「喜びや満足をもたらす経験と、充実して生きがいがあり、価値のある人生だと感じることを合わせた状態」として用いています。しかし、「幸福とは何か?」といった定義など必要としない人がいることも私は知っています。なぜなら、幸せか、そうではないかは本能的にわかるものだからです。

『幸せがずっと続く12の行動習慣』48ページ

著者が開発した「幸福度スケール」で幸福度を測りたい方は本書をご覧ください。

自分で変えられる40%とは

表紙には「自分で変えられる40%に集中しよう」と書かれています。

40%の内訳です。

  • 50%:遺伝的に幸せを感じやすいかどうかという数字
  • 10%:良い仕事についているとか、お金持ちであるとかの環境要因
  • 40%:行動によって幸せを感じられる部分、自分で変えられる部分

私たちの多くは、もっとお金持ちになったら、もっと良い仕事に就けていたら・・・もっと幸せになれるのにという環境要因に目を向けがちですが、この部分は10%しかないそうです。

幸福は「私を見つけてください」とどこかで私たちを待っているものではありません。幸福は自分自身のなかにあるのです。(中略)「幸福」とは、なんといっても「心の状態」であり、自分や住んでいる世界をどう感じるかなのです。

『幸せがずっと続く12の行動習慣』51ページ

「もしも」や「もっと」ではないのですね。幸せの青い鳥はいつもあなたと一緒にいるようです。

幸福は「創造」し「築く」もの

もっと幸福になるための最初のステップは幸福になる方法をすぐに実行すること

『幸せがずっと続く12の行動習慣』23ページ

ずっと続く幸せを求めるのなら、たえず考え方や行動に変化を起こす必要がある

『幸せがずっと続く12の行動習慣』38ページ

幸福というのは自分で行動することによって得られるもののようで、待っていても訪ねてきてはくれず、誰かが用意してくれるものでもないようです。

人生を変えるための大きな試みはそれ相応の努力を続けなければならないものばかりで、今よりもっと幸せになるには、幸せになるためのどの方法や行動が自分に最適かを突き止める努力が必要だということです。

幸福になるために、意外にしっかりと努力をしなければいけないのですね・・・。

幸福のためにいかに行動して、何を考えるか、毎日の生活でどんな目標を立てるかということが必要であり、まずは考えるというのが最初のステップになるようです。

もしもこれらのことを行っても効果がでないときには

  • その行動を続ける
  • 別の行動を試す
  • その行動と別の行動の両方の行動をとる

という3つの方法の選択しかありません。考えて、その考えに基づき行動を続ける限り幸福に近づいていくというわけです。

では、具体的にどういう行動をすればいいのでしょうか?

幸福度を高める12の行動習慣

12の行動の中から5つご紹介します。

考えすぎない、他人と比較しない

幸せな人は、暗い考えや不安な考えから自分のエネルギーや注意をそらすことができる能力が高いそうです。考えすぎや他人との比較は不安を増す思考方法ですね。

ストレスや悩みへの対抗策を練る

悲劇的なことからも意味を見いだすことでその事柄が落ち着いたときに自己の成長や幸せを感じられるかどうかが決まるようです。

熱中できる活動を増やす

より挑戦しがいのある活動をたえず試す。同じ活動を同じように繰り返すより、行動に変化を付けることでより継続して熱中できるようです。

人生の喜びを深く味わう

ほんとうの喜びを味わうためには努力も意欲も必要で、努力なしには幸福は得られないそうです。最初に挑戦すべきは、ありふれた日常の経験をまず味わうこと。食事、入浴、通勤、会話など普段当たり前に行っていることを意識してみてください。

目標達成に全力を尽くす

幸福な人は何らかの目標や計画をもっていて、最も大切なことは目標は自分で選ぶということです。他人に言われたからではなく、世間で流行っているからではなくあなた自身の目標を見つけることです。

あなたはどのくらいこれらの行動ができていますか?これらの行動をまず始めること、そして継続することが大切だということです。

40%の行動習慣が続く5つのコツ

物事をスタートすることも難しいですが、継続することも同じく難しいものです。継続できる5つのコツのうち3つをご紹介します。

タイミングをはかり、行動に変化を起こす

変化をつけると行動に飽きることはありません。また、変化を付けることにより効果が何倍にもなるようです。現在うまくいっていることでも積極的に行動を変えてみることでより長期的に楽しく継続ができるようです。

社会的なつながりを大切にする

目標達成には他者からの助けや協力なしには実現できないでしょうし、その方が継続しやすいものです。タスク管理パートナーもいつでもあなたをサポートします。

行動は繰り返すことで習慣になる

決意を固め、続けること。繰り返すことで習慣になりますね。

一歩を踏み出してみたいけれどなかなかできないという方も、はじめてみたけれども継続できないという方も、タスク管理パートナーが始めることも継続することもお手伝いします。

幸せになるには、努力が必要ということで大変そうですが、逆にいうと、努力をすれば幸せは得られるということで、チャレンジのしがいがあります。

幸せになる努力にタスク管理もタスク管理パートナーもお役に立つことと思います。あなたがさらに幸せになるよう応援しています。

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