「よていひょう」を作ってみませんか？

『ふたりはいっしょ』アーノルド・ローベル著/文化出版局

がまくんとかえるくんの名前で記憶にある方もいらっしゃると思います。この絵本には5編のお話がありますが、その中の1つ、「よていひょう」をご紹介します。

ぼくには　する　ことが　いっぱい　あるんだ

朝起きた時、がまくんは言いました。ぼくはやることがいっぱいある。がまくん、なかなか忙しいようです。あなたと一緒かもしれません。そこでがまくんは考えます。

みんな　一まいの　かみに　かいてしまおうっと。そうすりゃ　おぼえられるもの。

『ふたりはいっしょ』4ページ

がまくん、なんとやること（タスク）リストを作っています。忙しいがまくんにも、そしてきっと、あなたにも、よていひょうは役立ちます。

がまくんのよていひょうを真似して私も書いてみました。

もう　しちゃったことは・・・

がまくんは、終わったタスクにチェックを付けます。達成感も得られますし、これから何をしなければいけないかも分かりやすくなります。

都度チェックをつけることで、チェックをし忘れることもなくなるうえ、次のタスクの確認もできるのです。

さすが、がまくん。見習いたいことばかりです。

よていひょうがないと　どうして　いいか　わかんないよ

やることが全部書いてあるよていひょうが、風に飛ばされてしまいました。がまくんは、次に何をすればいいか分からず、座り込んでしまいます。

人生にトラブルはつきものです。できるだけ柔軟に対応できるようにしたいものです。

がまくんは、お友達のかえるくんの一言で、無事にトラブルを克服します。困った時、分からない時は、周囲の人に助けてもらうことも候補の一つにいれておけるといいですね。

これで　ぼくの　一日の　しごとは　ぜんぶ　けしたよ

トラブルを克服して、無事、がまくんの1日は終わります。

その時に、全てのタスクが終わっている状態に毎日あるよう目指したいものですが、現実はそうはいかない日もあります。そんな時は、仕事の終わりに、いつなら未完了のタスクができるかを検討し、日付の設定をし直しましょう。

がまくんのタスクに比べて、あなたのタスクはもっとたくさんあって、もっと大変なことが多いでしょう。でも、タスク管理の基本は一緒です。

絵本を読みながら、ちょっとほっこりとした気持ちになりながら、タスクを作成するのもおすすめです。