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個々人の状況によって、適切な項目数が変わります
ミッションステートメントの適切な項目数は個々人の状況によって変わり、状況によってそれぞれ変わります。一概にどれだけの項目数を作ると良いかは決めることができません。
何項目作らなければいけないと言った考えには縛られず、何度も書き直し磨いていくうちに、その時その時の自身の状況によって適切に変わるものだと考えましょう。
ミッションステートメントとタスクは、憲法と法律の関係に近い
ミッションステートメントとタスクの関係を説明するとき、憲法と法律の関係に例えて説明されることが多いです。
国や国民のあり方を決める憲法と、その時々の情勢にあわせて守るべきこと、やるべきこととして制定される法律の関係性は、個人のあり方を決めるミッションステートメントとそれを実現するためのタスクの関係に近いと言えるでしょう。
ミッションステートメントは個人の憲法なので、例えば『健康で豊かな生活をする』の一条だけでまとめてしまっても構いません。
国の憲法を一言だけにするのは難しい
しかし、これを国の憲法も同じくらい少ない項目数にまとめようとすると、上手く機能しないでしょう。
たとえば、日本国憲法を「平和で豊かな国にしましょう」の一言だけにしてしまうと、その言葉自体は良いけど、実際にそれを土台に法律を作るとめちゃくちゃになってしまいます。
沢山の人が暮らす国なので、一人ひとり『平和』や『豊か』の基準は違いますので、一言だけの条文では適切な憲法を作ることはできません。
沢山の人で共有する憲法は沢山の項目数が必要になるのです。
個人のミッションステートメントもある程度の項目数が必要な事が多い
では、個人のミッションステートメントであれば一言だけ一文章で良いかと言えばそうとは限りません。
例えば健康を実現するために具体的に運動する事を書いた方が機能しやすいかもしれません。
実は健康といってもメンタル的な健康を重視していた場合、『誠実である』とか『寛大である』と言った人間的に目指したい姿勢を書いた方が健康を実現するために効果的なこともあるでしょう。
どれだけ具体的に書くのが適切なのかは、ミッションステートメントを作って運用していくなかで 分かっていくだろうと考えておくのが良いでしょう。
作り始めは一項目、一言で大丈夫
ある程度の項目数が必要になることが多いとは言っても、やはり最初からたくさんの項目を書こうとすると、筆は進みませんし、最初のミッションステートメントとしては大仰すぎて、手に余るものになりがちです。
なので、やはりミッションステートメントの初期バージョンは『健康で豊かに暮らす』位にしておくのがおすすめです。
使っていくうちに、自分が運用しやすい項目数が見えてくる
ごく少ない項目数で始めることにより、「自分にとって健康とは何なのか?」「豊かさとは何なのか」を考えながら過ごすことになります。たとえば…
-『前向きな姿勢でビジネスを頑張る』
- 『周りの人に感謝の気持ちを表すようにしよう』
- 『周りの環境をよくしていこう』
- 『自身の体調に目を向けよう』
…など、自身の豊かさや健康を実現させるために適切な言葉に変わっていくことでしょう。
いつでも書き換えましょう
2019年現在、日本でも憲法改正に関する話題はつきません。その必要性に関する是非はともかく、憲法の改正には大変な手続きが必要です。もし改正して、それが上手く機能せず、再改正するとなると、また物凄いコストが掛かるので、大変重要な話です。
しかし、個人のミッションステートメントはいつでも改正ができます。上手く機能しなければ、いつでも変更する事ができます。
ミッションステートメントを憲法として捉えてしまう大きな弊害は、一度決めると、改定することに抵抗を感じることかもしれません。しかしミッションステートメントはあなた自身のものであるので、より良い言葉や、試してみたい言葉があれば積極的に書き換えましょう
ミッションステートメント作りと見直しを随時お手伝いします
タスク管理パートナーは憲法と法律の法律に当たるタスクに焦点を当てて提供しているサービスですが、憲法に当たるミッションステートメント作りもサポートします。
ミッションステートメントは個人の深い考え方に踏み込むものであるので、共有する事に心理的抵抗があれば、もちろん、共有していただかなくても構いません。
しかしミッションステートメント自体は是非持たれることをお勧めします。
日々の仕事や生活のなかで、たくさんのタスクを処理する必要があります。これらをより良い形で処理していくためには良いミッションステートメントを持つことは欠かせません。
今までミッションステートメントを作ることに面倒臭さを感じていたり、あまり意味がないのではと考えていた方は、是非タスク管理パートナーのサービスを通じて一度作ってみて、その効果を実感して頂ければと思います。