『しないことリスト』pha著/大和書房から、しないことリストを作る時に大事な考え方をご紹介します。
目次
しなきゃいけない！は本当？
いわゆる「しなきゃいけないこと」の99%は「本当は別にしなくてもいいこと」だ。
『しないことリスト』6ページ
こういってしまうと身も蓋もないような気もしますが、絶対やらなければいけないことは案外少ないものです。または、他の人や物にお願いできることも多いのです。
私たちはいつも「やらなきゃいけない」に追われていますが、「 本当は別にしなくてもいいこと」という考え方を持っておくことで、何が本当のしなきゃいけないことかが分かったり、やらなきゃいけないことに押しつぶされることはなくなりそうです。
しなきゃいけないことが減ることは、生産性を高められる可能性もでてきます。
しなきゃいけないが減るだけで、ストレスの軽減ができること、時間と心の余裕ができるなど、いいことはたくさんあります。
では、どうやったらしないことリストをつくることができるのでしょうか？何をタスクから削除すればいいのか、残せばいいのか、迷うところです。
それらの参考になる言葉を本からご紹介します。
自分なりの価値観を持つこと
「しなきゃいけないこと」に追いかけられずに心に余裕を持って生きていくには、どうしたらいいのだろうか。
結局、自分の頭で「それは本当に自分に必要なのか」を一つ一つ考えていくしかない。
『しないことリスト』8ページ
何をするか、何をしたいか、何をしたくないか、それは全てあなたが知っていることです。他人がいい/悪いと言ったから、世間がやったほうがいい/やらないほうがいいと言ったからなどではなく、自分で一つ一つ考えていくことが大事です。
時間の確保ももちろんですが、考えることはとても疲れることなので、一つずつ、簡単なことからやっていきましょう。
自分のペースを把握すること
誰でも自分のペースがあります。他人のペースはだいたい早いか遅いのです。
全てが完璧に同じペースだという人はまずいないでしょう。家族でさえも違うのです。
誰かのペースに合わせて慌てると早まった決断になったり、息切れして続かなかったり、誰かを待っているとチャンスを逃すことになったり、飽きてきたりします。
自分のペースや、タイミングというのはとても大事なものです。ぜひ自分のペースを崩さずに日々歩んで欲しいと思っています。
ちなみに「あなたはマイペースだ」と仮に文句を付ける人がいた場合は、その人が自分のペースに合わせて欲しいだけなので、あまり気にしないようにしましょう。
みんなで、自分のペースやタイミングを誰かに強要しないように気を付けていきたいですね。
心理的コストを考える
管理コストというのは、お金やメンテナンスの手間だけじゃなくて、「アレ、ずっと使ってないけど捨てようか、どうしようか」というふうになんとなく気になり続けるという心理的コストもある。
『しないことリスト』16ページ
この文章は物に対してのことですが、それはやることでも同じです。
「あれやらなきゃいけなかった」ということをやらないと、いつまでも残り続けます。それが心理的コストにも、記憶容量のコストにもなります。
心理的コストは目には見えないのでなかなか気が付けないのですが、なくなった時に、いかに自分に負担をかけていたかを実感することができます。
物もそうですが、やることもその場でできるだけ終わらせてしまうことをおすすめします。特に2分以内で終わることにはおすすめです。
先延ばしをするということは、この心理的コストを過剰に自分にかけてしまっている状態になります。
こんな人たちに気を付けて！
「このままだとヤバい」と必要以上に脅してくる人は、何かを買わせようとしている人か、もしくは、自分に自信がないから他人の生き方を否定しようとしている人だ。そういう人たちの言うことは別に聞かなくていい。
『しないことリスト』5ページ
脅してくる人、急がせる人には要注意、というよりその場から、その人から全速力で逃げ出すことをおすすめします。
心に迷いのある時にはこういう人たちの言葉がいろんなところに刺さるんですよね。
大事なことは即決しないこと。誰かに相談することが大事ですね。
自分なりの価値観をもつことで、こういった脅しからも自由になれます。自分でしないことリストを考えながら自分の価値観をはっきりさせるのも良いですね。
価値観がはっきりすると、自分のペースも守りやすくなり、脅す人や急がせる人もあまり近寄ってこなくなります。
確かに、phaさんに何か売りつけようとしても上手くいくイメージが湧かないです笑
ご興味のある方は本書手に取って読んでみて、あなたの価値観を改めて考えるきっかけにしてください。
しないことを決めて、できた時間はやりたいことをどんどん進めていきましょう！
週次レビューのある、ベーシックサポートプラン、フルサポートプランでは、あなたの価値観をはっきりさせるサポートもしています。