時間管理やタスク管理をしていても、計画通りに運ぶ事は稀で、多くの場合、期待通りに物事が進む事はありません。
計画を立てた当初とはちがった行動を選択してしまい、思っていたように進まない時、自身の選択が間違っていた、またはそもそも何も選択をせずに楽をしていたと、自分を攻めてしまいがちです。
この記事では無駄な時間を過ごしてしまったように思えた時に前に進むための考え方のヒントを紹介します。
目次
浪費した時間が帰ってくることは無い
当たり前の事ですが、失った時間が帰ってくることはありません。肝心なのは、過去の失敗(実はそうではないのですが)の反省を活かして次につなげる事です。
思い通りに進まない2つのパターン
1.ついつい楽な方に逃げてしまう
「無駄に時間を消費/浪費」と言えば、まず思い浮かぶのがこのパターンでしょう。「やらなければいけない事にとりかからず、テレビやネットをダラダラ見すぎてしまった」など、よくある時間泥棒に捧げてしまうパターンです。
本来やりたいと思っていた事に取り組み、目標に近づく方が大きな達成感や快感を得ることが出来るのに、手近なメディアで楽に好奇心や快感を得る事にハマり、いつまでたっても進めたい物事に取り組むことが出来ないような状態です。
2.予定外の用事が入る
本来やりたいと思っていた事を実行する前に、急用ができたり、依頼の仕事が急にきたりと、優先して取り組む事になる割り込みタスクです。
これは一年中「忙しい」を連呼している割に、その忙しさに伴った成果や満足が得られない方にありがちです。一生懸命ヘトヘトになっていても、それに納得がいかないのなら、よく動いているように見えても、実は本当にやるべき事に取り組んでいない、怠けている人ととらえる事も出来ます。
想定していた通りに進めることが出来ない意味では同じ
「楽な方逃げてしまう」と「予定外の用事が入る」は、一見、後者のほうがよく動いているので、良いことのように思いがちですが、物事のコントロールが出来ず、当初希望していた時間の使い方が出来ていないという意味では一緒と言えます。むしろ、出来なかった言い訳をしやすい分だけ厄介かもしれません。
前者は原因が自分にあると考え、立ち止まって反省自体はしやすいですが、後者はうまく行っていない事自体に気づかずに延々とバタバタと希望していない時間の使い方をしていく日々が続く可能性もあるので危険です。
浪費した時間、次に活かす3つの方法
失った時間は戻りません。肝心なのは、これをどう踏まえて次につなげるかです。
他人と比べない。存在しない自分と比べない
時間を無駄に使ってしまったと感じるのは、その時間を有効に使う事で、良い成果を出したように見える他人と比較しているからです。
「他人との比較」は諸刃の剣です。比較することでいい方向に競争心が刺激され、モチベーション変換されるなら、どんどん比較しても良いのですが、比較する事で落ち込んでしまう時に「他人との比較」は絶対に使ってはいけません。自分と他人とは生まれも育ちも、全ての面で条件が違うので、同じ物差しで測ることなんて出来ません。
比較がモチベーションの源にならないと判断した時は「人は人、自分は自分」「もともと特別なオンリーワン」などの言葉を言い聞かせて、フラットな視点で「今、自分が何をするか」に焦点を当てましょう。
存在しない自分とも比べない
他人と比べる時だけでなく、「時間を有効に使えていた場合の自分」と比較してしまう事も、よくあります。
ついつい「もしきちんと毎日積み重ねていれば今頃の自分は……」と比べてしまいがちですが、そもそもその人はどこにも存在しません。 出来ていた自分との比較は、そういう意味では他人以上の他人です。「ドラゴンボールの悟空に比べて自分は弱い」と比較しても仕方ないのと一緒です。
もちろん、その比較がモチベーションアップになる時はしても良いのですが、ならない時は、はやくその考えから抜ける必要があります。出来ない自分と、出来る他人を比較して良い事はほとんどありません。
自分にとっては必要な時間だったと捉える
「長い目で見れば人生に無駄はない(本田宗一郎)」に代表されるように、 一見、無駄、無意味だと思える出来事が後々になっていきることがあります。
逆を言えば、無駄がないと思える行動を積み重ねてきたからといって必ずしも希望通りのゴールにたどり着くとは限りません。
だからといって、これから先も無駄と思える時間を浪費して生きていくのは心の健康に良くありません。できるだけ自身の行動をコントロールできるようにしたいですよね。これまでの出来事を修正することはできないけど、その経験、体験は今後の自分にとって必要なもので、それを踏まえて次に進むようにしましょう。
急に全てを変える事は出来ないので、昨日までまでより、ほんの少し向上する行動を今すぐしてみましょう。
選択肢が縮まった事を肯定的に捉える
例えば身体能力がピークに達する10〜20代の時間を怠けて過ごし、30代以降の年齢に達してからスポーツの第一線で活躍するプロ選手を志す事は極めて困難です。スポーツに限らず、年を取るほどに現実として出来ることの選択肢は狭くなっていきます。
だからといって、生きている限り、選択肢が完全にゼロになってしまう事はないので、出来る事はたくさんあります。
選択肢が縮まったのなら、選びやすくなったとプラスに受け止め、それまでの経験を活かして、これからやるべき事に注力していきましょう。
タスク管理パートナーが浪費した時間を活かすお手伝いをします
浪費した時間は戻ってはきません。 しかし次に生かすための反省材料として 活用することはできます。これを生かして、次の行動方針を自身で 考えていくのも良いですが、それが難しいと感じられたら、ぜひタスク管理パートナーのサービスをご検討ください。
本来やろうと思っていた行動とは違っていた選択をしてしまい 、後悔してしまっても、それを活かして前に進むためのタスク作りと管理を通して、お手伝いをいたします。
フルサポートプランは、毎日通話のサービスがあります。会話を通して、あなたの理想の行動ができるお手伝いをさせていただきます。