『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』ケリー・マクゴニカル著/日経BP

こちらの本より、タスク管理を行う上でのヒントをもらいます。

あ、この著者の本は読んだことがあります!すごく面白くて本の内容をいくつか試してみました。

別のブログでも参考にさせてもらいました。分かりやすく、今日からやってみようと思えることを書いてくれているので実践もしやすいですね!

「スタンフォード」のシリーズだけでも何冊も執筆されていて、もちろんスタンフォード大学の心理学の講義や研究、世界中での講演や趣味でヨガとダンスまで教えているというスーパーマンのような著者です。

やりたいこと全てをこなしている、著者の時間の使い方やライフハックを知りたいです!

私は自分を「生産性の模範になるような人物」と思っていません。自分の「ToDo リスト」を見ると、圧倒されます。やることが多すぎるのです。どうしたらすべてを終わらせられるのでしょうか。

『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』 27ページ

なんと、すべてをこなしているように見えても、同じような悩みを抱えているのですね。
もちろん、著者の工夫がこの本には書かれています。
やりたいこと全てを実行している著者の考え方をご紹介します。

ぜひ、やりかたを知って、取り入れてみたいです!

完璧にやらないことが全てをこなす秘訣

全てをこなすコツが、完璧にやらないこと、ですか?

一番のポイントは、完璧にやらなくていいことです。それこそが、私が「すべてをこなす」ことに成功している本当の秘訣です。

『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』 28ページ

何事も完璧に、と思うと始めるのも続けるのも難しくなります。完璧ではない他の方法を目指すことをこちらのブログでもご紹介しています。

でも、全部が中途半端ということになったり、完璧を目指さない言い訳にもなりませんか?

著者は、完璧を目指すことで、取りかかれなかったり、続けられない、そういった気持ちの上のハードルになっている「完璧」を目指さないことが大事だといっていると考えています。

ぼくの「完璧」なレベルは完璧には程遠いように思うので、「完璧にやらない」となると、ほぼ何もしなくなりそうな予感もあります。

行動できにくくなる「完璧」は目指さず、努力することや工夫することは必要ですね。

いつもおすすめしている、どんな小さな1歩でも毎日続けるということも、完璧を目指さないことで達成できるかもしれません。こんなことをしても(完璧じゃないから)役に立たないという思いをいったんおいて、淡々と継続してみるチャレンジをしてみませんか?

タスクに追加しておくと、やり忘れることを防ぐことができます。

自分を知り、受け入れることで生産性を上げる

生産性を上げる一番のコツは、計画的になったり、時間管理をしたりすることではないのです。何かをやり遂げるために、「こうあらねばならない」といった杓子定規なやり方でやるのではなく、自分らしく仕事をすることを許してあげるのです。(中略)

私は、物事をやり遂げるうえで邪魔になる「自分の癖」を受け入れ、その癖を利用する方法を学びました。

『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』28ページ

例えば、著者は夜型の人間なので、朝ではなく、夜に大事な仕事を行っていること、そして仕事を受けすぎるという性格を受け入れ、多くの仕事をこなしています。

朝型の生活がいい、朝が一番集中できる時間だとも言われますが、ご自身に合う方法で行うのがもっとも効率的ですね。

よく、タスク管理パートナーさんに、サトウさんに合う方法を見つけましょうと言われますが、まさにこういうことですね。

人はそれぞれ違いますので、その方に合った方法を選択するのが大事ですね。
流行りのライフハックやフレームワークを気軽に試してみるのはおすすめですが、もし合わないなと感じたら気軽にやめましょう。

こちらのブログにも、自分を知ることで目標を達成する方法を書いています。

自分に合うやり方を探す

今までのキャリアの中で何度か、仕事を減らし、人生をシンプルにしようとしたことがあります。(中略)ストレスを少なくすれば、自分も幸せになれると信じていたのです。

『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』29ページ

著者にとって仕事はやりたくてしょうがない楽しいことなのだと思います。
だからこそ、仕事量を減らせば幸せになれると思っていたことが問題だったのです。

中国の上海交通大学の研究では、人間は忙しい方が幸せに感じるという研究結果もあるんですよね。
確かに忙しくしていると充実感を感じます。

著者にとっては、忙しさはポジティブなストレスとなりますが、もちろんみんな違います。
幸せの基準も人それぞれです。気になったことは試してみましょう。でも「みんなの意見」よりも「自分とは合わない思い込み」よりも自分の気持ちに素直に従うことが時には大事です。

先ほどもご紹介したこちらのブログにもあなたに合う方法を探すヒントをご紹介しています。

先延ばしが効率を上げる、生産的先延ばし

著者は、やらなければいけないことを先延ばしにする自分の癖を受け入れて活用することを学んだといいます。これが生産的先延ばしです。

この「生産的先延ばし」は、スタンフォード大学哲学科名誉教授のジョン・ペリー氏から教わりました。彼は「 ToDoリスト」の中に負担に感じる難題が1つあると、他の「やらなければならないこと」が輝いて見えることを発見しました。最も気がかりに感じていること以外のタスク(作業)を「休憩(ブレーク)」と位置づけ、やるべきことを終わらせる”絶好のモチベーション”と考えればいいんです。

『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』32ページ

やるべきことがやりたいことに変わるということが、この生産的先延ばしの考え方の最大のポイントです。

先延ばしをしているという不安な気持ちや、やらなければいけないのにやりたいと思えない億劫な気持ちを力に変えることができます。

先延ばしは基本的におすすめしないけれども、絶対にしないと決めると逆に物事が進みにくくなります。先延ばしと生産的先延ばしについてはこちらもご覧ください。

でも、著者は、あることを先延ばしをしても、別のやるべきことをしているのですよね。

本の執筆を先延ばししている時は、講義の準備をしたり、飛行機の予約をしたり、というように常にやるべきことを行っているのです。

それは、優先順位を変えたということにもなりますよね。どちらにしてもずっと、やらなければいけないことをちゃんと進めているからこんな素晴らしい成果が出ているのですよね。

生産的先延ばしと言う名の、やるべきことの順番をその時の気分や状況によって変える方法ですね。
気持ち(やる気)は生産性にもつながりますので、その時の自分の気持ちを大事にすることも大事です。

先延ばしをしないことを基本的にはすすめますが、著者と同じように今やらなければいけない重要なタスクが複数ある方は、この考え方とやり方を取り入れるのもおすすめです。

ぼくは「生産的先延ばし」をしている間にテレビやネットを見たり、ゲームをする言い訳にしそうなのでやめておきます。

「生産的先延ばし」は、やらなければいけないことを先延ばしできるわけではありません
先延ばしをしないことと同じく意志力を必要とします。取り入れる時は慎重に取り入れてみてください。

時間管理より性格管理で生産性を上げよう

(前略)「あなた自身がどう働き、何がモチベーションとなるか」を知る、つまり、自分を知るということです。自分を知る方法に、正解はないのです。

『スタンフォードの心理学講義 人生がうまくいくシンプルなルール』33ページ

著者に思い込みがあったように、あなたに合わない生産性向上モデルや考え方を自分に押し付けていないかを改めて意識して考えてみます。考えて改善してみたり、時間と労力をどう管理しているか把握することで見えることもあるかもしれません。

著者は、きっちりとした性格ではないということで、書類の山やごちゃごちゃとした机は逆に、やる気にさせてくれるということで、整理整頓するために時間を使うのをやめたということです。

状況によっては、良い言い訳になりそうにも思います。よくよく考えて言い訳の材料にならないようにします。

今までに様々な思い込みで上手く行かない人に当てはまることもあると思いご紹介している考え方ですが、サトウさんの仰るように、取り入れて上手に活用するにはハードルの高いやりかたでもあります。
まずは試してみていただき、ご自身に合うかどうかご確認ください。

タスク管理パートナーでおすすめしている、タスク管理もいろんなライフハックも、あなたが今よりも満足したり、幸せを感じたりするためのものです。

今回ご紹介した考え方がぴったりと当てはまる方もいらっしゃるでしょう。今のやり方を変えてみたくなったり、もっとうまくいく方法がないかを探している方はぜひ試してみてください。

柔軟に考えたり、良い加減に考えるのが難しいと思われる方に向けて、こんな考え方もあると紹介させていただきましたが、これらの方法は全て、強い意思の力を必要とします。

やらない言い訳、先延ばしの口実になる可能性もありますので、どうぞ注意して活用してください。活用に不安のある方は、1ヵ月ベーシックサポートプランを受けていただき、サポートを受けながら実行してみるのもおすすめです。